思わずうっとりするような曲線的なフォルム、そしてアンティーク家具のような脚のデザイン……そんな、一般的なバスタブに比べて優雅な趣が魅力の「猫足バスタブ」。こんなお風呂に入ったら、もう気分は映画女優!?
でも、「猫足バスタブはどんなお風呂に似合うの?」「お手入れは大変なの?」と気になることは多いもの。そこで今回は、猫足バスタブを扱う株式会社サンワカンパニーの岡本さんに、猫足バスタブにまつわるあれこれを教えていただきました。
セレブ? 芸能人? 猫足バスタブはどんな人が買っているの
普通のお家ではあまり見る機会のない猫足バスタブ。いったいどんな人が使っているのでしょうか? 岡本さんによると、
・戸建住宅である程度浴室スペースが確保でき、オーダーメードでお風呂を設置したい方
・バスタブをはじめ、床・壁・水栓金物など、お気に入りのものに囲まれてリラックスした空間をつくりたい方
このような人が猫足バスタブを選んでいるとのこと。
マンションなどの集合住宅はシステムバスであることが多いため、猫足バスタブは取り入れにくいですが、「夏など、専用庭などに猫足バスタブを置き、水を張ってプールとして使う」という使用例もあるそうです。ほかにも、「デザイナーズホテルのオーナーが発注」「店舗のデコレーションとして」「ペット用のバスタブとして」といったニーズもあるのだとか。
写真:猫足バスタブ クラシカルモデル(画像提供:サンワカンパニー)
あなたの部屋にはどれが合う? 猫足バスタブの種類
ひとくちに猫足バスタブといっても、大きさやデザインにはさまざまな種類があります。サンワカンパニーで扱っている猫足バスタブのうち、人気の2種を紹介します。
●バスタブ クラシカルモデル
ザ・猫足バスタブといった風情の商品がこちら。ヨーロッパの古い映画に出てきそうな、クラシカルでエレガントなデザインが特徴です。欧米向けのサイズを小さくし、背もたれの傾斜角度を変えることで、日本人向けになるようデザインされているそうです。(税込 6万3000円)
●ベビーバス
小型犬用に開発された、小さめのバスタブ。ペットがいないご家庭でも、赤ちゃんの水遊びや金魚鉢、プランター代わりに活用するなど、用途はさまざま。置くだけでもさまになるデザインなので、インテリアにもぴったりですね。(税込 2万400円)
猫足バスタブが似合うお風呂って、どんなテイスト?
「お風呂をリフォームして猫足バスタブを置きたいけれど、どんな雰囲気のお風呂にしたらいいの?」とお悩みの方もいるかと思います。岡本さんに、おすすめのテイストを教えていただきました。
ずばり「エレガントでヨーロピアン調のゴージャスなテイスト」
曲線的なフォルムが特徴の猫足バスタブなので、お風呂全体もクラシカルなヨーロッパ風のテイストがおすすめなのだとか。アンティークな鏡面ホワイトのタイルや、古城の壁のような石目のタイルなどが合いそうです。
意外!? 「都会的でシンプルなテイスト」
これは、猫足バスタブがもつ本来のテイストとまったく相反するもの。しかしながら、都会的なテイストのなかにこつぜんとやわらかいフォルムの猫足バスタブがあるという浴室は、モダンでおしゃれな雰囲気に。大判のコンクリート・モルタル調のタイルの床壁などと組み合わせるのがオススメとのこと。
ここが重要! 猫足バスタブ、お手入れのメリット・デメリットについて
どんなお風呂でも、長くキレイに使うためには日々のお手入れが欠かせません。猫足バスタブのお手入れ面でのメリット・デメリットや、使う上での注意点を教えていただきました。
メリット
足元に空間があるので汚れがわかりやすく、お掃除がしやすいのがポイント。同じく足元の空間があることにより、湿度の高い浴室でも通気性が保てるというメリットがあります。
デメリット
追い焚き機能をつけることができません。また、硫黄分の含まれる入浴剤や温泉水を使用した場合、金属部分がさびる恐れがあるということです。
まとめ
いかがでしたか? 一見、ハードルが高く感じられる猫足バスタブですが、施工条件さえ合っていれば比較的気軽に導入できるもの。マンションなどで設置を断念している方も、小さな猫足バスタブをインテリア代わりに取り入れて、エレガントで優雅な気分を味わってみてはいかがでしょうか。
●取材協力:株式会社サンワカンパニー 岡本さん
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