
江戸時代以降400年以上、日本の中心として進化し続けた『東京』。
身近にある東京がこれから先どんな進化を遂げ、どんな姿になるのか、10年後に目撃する東京の姿を紹介する。


今回の東京スカイツリー建設の始まりは2003年に発足した、在京放送事業者6社の「在京6社新タワー推進プロジェクト」でした。高層化する都心部の建築物による影響を軽減し、電波を受信しやすくすることが目的です。建設候補地はいくつかありましたが、墨田区に決定したのは市民・行政・企業の三位一体になった協力体制の賜物と言えるでしょう。建設予定地の大部分を東武鉄道の協力で用意してあったのもありますが、三者の連携でスムーズに事が運ぶという点が非常に評価されました。
また墨田区は浅草、両国に加え、海外の方に人気の高い芸者の街・向島など、周囲にある世界的にも有名な観光地や、首都圏や成田空港からのアクセスの良さなど、
観光地としても最適なロケーションです。
さらに東京スカイツリーの周囲にはプラネタリウムや水族館などさまざまな商業施設や、31階建てのオフィスビルを併設しています。東京スカイツリーだけでなく墨田全体が常に人で溢れる新たな下町が理想です。物づくりの街として伝統的な文化を継承してきた墨田をブランドとして残しながら、スカイツリーを中心に観光地として、「墨田のみんな」で活力のある街を目指していきます。


これまで大きな変化のなかった中野駅周辺のまちが、今、生まれ変わろうとしています。中野駅直近(中野四丁目)に位置していた警察大学校等が府中に移転され、その跡地に新たに公園や道路、オフィスビル、大学等が建設されます。駅に近いみどり豊かなオープンスペースに、オフィスワーカーや学生、住民など様々な人々が行き交い、新たな活力が生まれると期待されています。また、この警察大学校等跡地開発を契機に、中野駅の駅前広場や駅施設の再整備、南口(中野二丁目)の市街地再開発事業など、中野駅周辺のまちづくりが
連鎖的に続いていきます。
こうした新たな動きと共に、これまでの住宅地としての魅力もさらに高めて行かなくてはなりません。そこで区は、『中野駅周辺まちづくりグランドデザインver.2』を策定し、住宅地を含めた中野駅周辺の各エリアの目指すべき将来像を描きました。環境や景観への配慮、産学公連携や商店街の活性化などソフト面でのまちづくりにも力を入れていきます。
中野といえばサンプラザやB級グルメなどが有名ですが、今ある良いものを活かしつつ、新たな魅力を生み出しながら、まち全体がもっと元気になることを意識して行きたいですね。


※記事は月1回更新されます。