アルファスマート高野 （取材レポート）

このところマンション価格のニュースが続いている。23区の月間平均価格が1億円を超えたという驚きの報道も多い。事実、左図の通りここ1年のデータ（3LDK以上）では1億円以上の割合は全体の4割を超える。反対に5000万円未満の住戸は4％にも満たない。4500万円未満が1％も供給されていないという事実は衝撃的とも言える。つまり23区の現状では、70m²ほどのファミリータイプで4000万円台の物件に出会うことは相当に難しいことなのだ。

〈アルファスマート高野〉は徒歩9分の舎人ライナー「高野」駅より山手線「西日暮里」駅へ直通9分。昨今の住宅市場で見れば充分すぎるほどのスペックだ。では残るチェックポイントは何か。それは生活環境が〝好みかどうか”になる。生活利便性や快適に安全に暮らせる環境、そしてもちろん住まいとしての居住性など譲れない条件は多い。その点、同物件は駅を降りて住宅エリアに入れば伸びやかな環境が広がり、家族で暮らすにはうってつけの趣が感じられる。そう考えると、23区内で東京駅からわずか10km圏という当プロジェクトの3LDK・3800万円台～（予定）の価格設定は相当良心的と言えるのではなかろうか。

当プロジェクトはJR山手線「西日暮里」駅「日暮里」駅へ直通の舎人ライナーを最寄駅とする。最寄駅からそれぞれへの所要時間はわずか9分・12分という近さ。加えて山手線への接続は、その先の目的地への多彩さを保証している。東京・品川方面はもとより、池袋・新宿方面へも乗り換え一つで行くことができるのだ。さらに「西日暮里」駅からは東京メトロ千代田線へ接続し大手町や赤坂・表参道などへ、日暮里駅からは成田と羽田両空港へダイレクトでアクセス可能というメリットもある。また舎人ライナーは単独路線なので、相互乗り入れ路線と比べて事故などにより遅延や不通といった影響をうけにくいということもある。そして既述の通り、当地のポジションは東京駅から10㎞圏。マップを見れば一目瞭然、三軒茶屋や学芸大学、中野、大井町などとほぼ同距離圏にある。いずれも住みたい街として定評あるところで、いかに恵まれたポジションにあるかということがわかるだろう。

周辺は穏やかな住宅地。その中にあっては敷地も広く、建物規模もある。近隣に高層の建物がさほど見当たらない住宅地のため、地域のランドマーク的な存在感が期待できるし、見たところかなり眺望・日当たりがよさそうだ。プランの詳細については紙幅の都合で一つだけ。Fタイプ3LDKをとりあげる。南面バルコニーの南西角住戸。角住戸ゆえ居室すべてに開口部がある明るく開放的なプランだ。加えて水回りのひとつパウダールームにも窓があるのが嬉しい。また柱型が居室内に出ないアウトフレーム工法が採用されており、各居室がほぼ正形で家具の配置など使い勝手が良さそう。随所に設けられたファミリークロゼットやシューズインクロゼット等収納も十分だ。また外部から室内を見通せない実質的な横入玄関というプライバシー性にも配慮した設計になっている。何よりも、面積圧縮型プランが多くなっている昨今において74m²を超える十分な広さが確保されていることが最大の評価ポイントである。