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Photo: Image Source / thinkstock

鉄道の混雑率ワースト1位は?通勤ラッシュを避ける住まい選びとは?

山本 久美子
住宅ジャーナリスト
【今週の住活トピック】
「平成23年度の三大都市圏における鉄道混雑率について」公表/国土交通省

http://www.mlit.go.jp/report/press/tetsudo04_hh_000036.html

国土交通省鉄道局は、主要鉄道事業者からの報告などをもとに、平成23年度の三大都市圏における鉄道混雑率をまとめた。鉄道混雑率は減少傾向にあるなか、東京圏を中心とした一部の路線・区間についてはいまだに200%を超える区間もある。住まい選びと鉄道混雑率について考えてみよう。

鉄道混雑率は減少にあるが、「錦糸町→両国」区間は201%と混雑率1位

国土交通省が公表した資料によると、東京圏は、主要区間の平均混雑率が164%と前年に比べ2%減少し、過去30年間で最も低い数値になった。大阪圏・名古屋圏もそれぞれ123%・127%と前年に比べ減少し、過去30年間で最も低い数値となった。
混雑率が下がった要因として、東日本大震災があったことによる輸送人員の減少が考えられるが、中期的に見ても混雑率緩和は続いている。新線の建設、既存線を結ぶバイパス線の整備、定員を増やせる幅広車両の導入など、官民挙げた輸送力を増強する取り組みが寄与しているという。

国土交通省では、大都市圏における都市鉄道のすべての区間のそれぞれの混雑率を 150% 以内(ただし、東京圏については当面、主要区間の平均混雑率を全体として 150% 以内とするとともに、すべての区間のそれぞれの混雑率を 180% 以内とすることを目指す)とする「混雑改善指標」を掲げている。混雑率150%は広げて楽に新聞を読める程度、180%は折りたたむなどすれば新聞を読める程度、200%は体がふれあい相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める程度が目安となっている。

ところが東京圏では、当面の目標混雑率(180%)を上回る路線が、前年から1路線減ったもののなお15路線ある。200%を超える混雑率となったワースト2は、JR総武線(各駅停車)錦糸町→両国区間とJR山手線(外回り) 上野→御徒町区間。地下鉄では、東京メトロ東西線木場→門前仲町区間が199%と混雑率3位だった。

■東京圏の混雑率トップ10(平成23年度)
※各路線の最混雑区間における最混雑時間帯1時間の平均混雑率

住まい選びの際には、通勤ラッシュなども意識を

通勤をする会社員などには、朝の通勤ラッシュは避けたいもの。しかし、ターミナル駅である東京駅や新宿駅、渋谷駅、池袋駅、品川駅などに向かう路線は、混雑率が高くなりがちだ。出勤する毎日のことだけに、住まい選びでも重視したいポイントだ。

住まい選びの際には、実際に通勤時間帯に乗車して、ホームや車内がどの程度の混雑状況になるのか、乗り換えや出口まではスムーズに移動できるか、実際の通勤時間はどの程度かかるのかなどについて確認しておきたい。なお、不動産広告の主要駅までの所要時間は、平常時の所要時間を記載することが一般的(通勤時の所要時間が平常時より著しく超える場合は通勤時の所要時間を明記するルールにはなっているが)で、電車の待ち時間は含まれない。

通勤ラッシュを少しでも避けたいなら、通勤駅に乗り入れる路線の中でも混雑度の低い路線を選ぶという方法がある。また、同じ混雑状況でも乗車区間が短かったり、長い区間でも座って乗車できれば、それほど苦痛にならないということもある。そのために各駅停車で通勤することを選んだり、通勤時に始発駅となる駅の最寄りを選んだりといった方法も考えられる。

ほかにも、終電の時間を確認しておくなど通勤にかかわる注意点はたくさんある。後悔しないためには、自分の通勤方法をシミュレーションし、きちんと調べておくことが大切だ。

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