2009年03月22日
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DATA
Before
所在地:
東京都
物件種別:
新築マンション
築年数:
築10年
家の広さ:
3LDK/64m²
After
所在地:
東京都世田谷区
物件種別:
新築マンション
家の広さ:
2LDK/70m²
最寄駅:
東急新玉川線
最寄駅徒歩7分
MONEY
管理費・修繕積立金:
2万2000円/月
駐車場代:
2万2000円/月(屋内駐車場)
PROCESS
2005年 3月:
住まい探しスタート(50件内覧)
2005年 8月:
候補を絞り、おおまかなリフォームプランを考える
2005年11月:
完成前のマンションを契約
2008年1月:
マンション完成と同時にリフォーム着手(リフォーム工費 約200万円 ※家具などを除く)
2008年 3月:
入居
スッキリしない梁(はり)。壁面収納にしてフラットな空間に作りかえる!

デザイナーがプロデュースしたようなモダンな部屋。同じ建材・トーンの統一感がみごと。実はこれ、Sさん夫妻のリフォームの結果。以前のマンションではどうしても空間をすっきりとさせられなかったため、今回は新築の部屋を購入したのだが入居前にリフォームを施した。例えば右写真の壁面収納。ここは目障りな梁を隠して、その下の、奥行き45センチのスペースを有効活用している。隠すと同時に収納にしているため、ここに梁があると言われなければ気づかない。こんな賢いアイデアがあったのか!!

リビング奥に見える壁面収納、実は上段は梁に板を張っただけなので開かない

リビング奥に見える壁面収納、実は上段は梁に板を張っただけなので開かない

以前のマンションが不満で、夫婦のリフォーム研究がスタートした
ここはただの白いクロス貼りの面だったが、黒い棚と無垢材の扉&側(ガワ)を追加してグラス棚に

ここはただの白いクロス貼りの面だったが、黒い棚と無垢材の扉&側(ガワ)を追加してグラス棚に

スッキリした落ち着ける部屋で暮らしたい。夫婦ふたりでモデルルーム内覧50件、都内の有名家具店をくまなく回り、部屋と既製品の家具が調和した快適な空間を研究。衝動買いせず、まるで注文家具のような調和を目指した。キッチンカウンターの改造も、内覧でひらめいたアイデア。もともとはテーブルトップが15センチ突き出ていて椅子を設置すればカウンター代わりになるようなよくある設計だったが、この出っ張りに目をつけ、写真のように突き出た15センチの空間をグラス棚に改造。工夫ひとつで、家の収納力をUPさせた。

AV装置にもこだわった。でもどこにも配線が見えない!

ソファ後方の天井、プロジェクターを収めた台にリアスピーカーを埋め込み5chサラウンドを実現。だが、ごちゃごちゃした配線がどこにもなく、飼い犬・ヨークシャーテリアのポロンが自由に走り回れる空間が広がる。「施工のできるオーディオ屋に一括して工事を依頼しました。施工会社と電気工事会社が別々だったらこのスッキリした空間は実現しなかった」。3カ月かけて5~6度も打ち合わせをし、壁はフラット、配線は見せないことを徹底した。だから空間がシャキッとしている。

右手前、50インチ液晶テレビの上方に見えないよう収納された電動昇降型90インチスクリーン

右手前、50インチ液晶テレビの上方に見えないよう収納された電動昇降型90インチスクリーン

資金を頭金だけでなく入居前のリフォームに充てた
風呂場なのに音は響かず上品にしっとり、天井2発のミニスピーカとは思えない広がりのあるステレオサウンドでバスタイムが長くなる

風呂場なのに音は響かず上品にしっとり、天井2発のミニスピーカとは思えない広がりのあるステレオサウンドでバスタイムが長くなる

「高級感はあるが細かいところに不満を残す部屋」を超一流の空間にリフォームする——。この部屋のモデルルームを内覧した瞬間に決めた。「脱衣場の棚の中に収まるオーディオはミストサウナ脇の浴室スピーカーとつながっています。配線は一切見えません」。資金を頭金からリフォームにまわす。入居前に一気に大規模に施工することで価格を抑えて計画通りの空間を実現。建材もずいぶんと研究した。プロも舌を巻く建材への造詣の深さやセンスの良さがリフォームを成功させた。

海外のブランドタイルに見えるが国産。高級感のある壁もリフォームの成果

玄関の壁は元は普通の白いクロス貼り。ここには上品なタイルを貼った。海外から取り寄せた特別な建材かと思いきや、実は国産。しかも湿気を呼吸しマイナスイオンを出すというから脱帽だ。またバルコニーは防水ペイント処理で済まさず、水はけの良いテラコッタタイルを敷いた。「洗いやすく汚れない上、見た目の高級感も一味違い、オススメです(笑)」。夫婦でたっぷり時間をかけたリフォーム。作り上げた空間そのものが思い出の品だ。微笑んだ妻・Nさんの目がそう語った。

リフォームした壁。客を迎える間接照明&四季の花が飾るフレーム、どちらも陶芸が趣味の妻・Nさんの作品(フレームは陶芸の先生との共作)

リフォームした壁。客を迎える間接照明&四季の花が飾るフレーム、どちらも陶芸が趣味の妻・Nさんの作品(フレームは陶芸の先生との共作)

インタビュー

以前から用賀なんですね?

ええ。用賀は大変便利なんです。愛車のBMW M3を走らせれば葉山まで第三京浜で30分。六本木、青山にもすぐですし、通勤はバスで渋谷に行けば、満員電車を避けられるんです。生活に必要な店も充実してますし、バス路線も便利で成城学園前、恵比寿まで一本なんですよ。

以前の住まいと変わったところは?

まず閑静なことですね。以前は国道沿いだったんです。完全防音窓で、日当たりも良かったんですが、窓が開けられなかった。ここにはふたりとも満足していて、家にいるのが楽しい。出かけることが少なくなりました(笑)。

考え尽くされたリフォームですね?

まず、3LDK基本プランを2LDKに変更し、リビング+キッチンを計20畳にしました。でも長く住むのでもっと追求したかった。適度な投資額で想像の何十倍も快適な空間に変えられることを知っているんです。頭金の一部を思い切ってリフォームに回せば、少ない投資でランク上の部屋に住めるんですよ。

ご職業はインテリアコーディネーターなんですか?

まさか。実はマンションの購入は2軒目なんです。以前の部屋にあった不満を、今回、全部解消できました。失敗した経験が今回のリフォームに生きました。少しずつツギハギにせずにリフォームして、新築の部屋で高級感が欠けているところに最初に全部手を入れるんです。時間をかけて検討することで、家具やAVも含めた空間全部を、トータルにデザインされた空間のように見せてしまうのです。

リフォームを考えている方にアドバイスを。

ネットでも何でも、使えるものはすべて使って情報収集をするのが大切です。実際には手が届かないようなハイクラスの物件も見て回るのも参考になります。何となく見るのではなく、ていねいに細かくチェックすることで意外なアイデアが見つかることがあります。カウンター下を改良したグラス棚などはその良い例で、ハイグレードマンションのマネなんです。あとは見つかるまで妥協しないで探すこと。色を合わせて購入した冷蔵庫が5ミリ単位でピタリと収まった時には夫婦で感動しました(笑)。

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