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駅前の商業施設を一歩離れると武蔵野の面影を残す閑静な街並。駅から約10分で四季折々の自然を味わえる井の頭恩賜公園があり、落ち着いた環境は子育てにも最適。近隣の井の頭自然文化園や三鷹の森ジブリ美術館は、ぜひ子どもたちといっしょに何度も訪れたい場所。サンロードなどの大型アーケードに代表される路面店が平面に広がり、ムーバス(コミュニティバス)が縦横無尽に走る街は子どもを連れての散歩に最適だ。停留所から200m以上離れた交通空白地域を埋めるためにムーバスというコミュニティバスを走らせたのは武蔵野市が最初。車ナシで安心して楽しくショッピングが楽しめる街である。
1位~10位 ランキング総括
上位5位までは不動だが、国立、中野、品川が新たにトップ10入りしている。特に大人から子どもまで楽しめる大規模な住宅・商業施設中野ブロードウェイがある中野は、男性からの評価が高く4位にランクイン。駅前水族館エプソン品川アクアスタジアムがあり、交通の利便性が高い品川もファミリーから注目されている。
今回新たにトップ10入りを果たしたのは前回11位の国立。東京都で住民の活動による初めての文教地区に指定された街。教育上好ましくない施設が排除され、豊かな緑に覆われた国立は街並みの美しさをずっと保ち続けている。春にはさくらフェスティバル、夏の朝顔市、秋の市民まつりと天下市、冬のクリスマスイベントなど、国立駅前大学通りを中心にしたイベントも多く、地域のつながりが強い。利便性だけではなく、人と人との交流や教育環境が街の住みやすさにつながっている。
東京のベッドタウンとして注目される柏が13位、千葉の中心地で県最大のターミナル駅千葉が14位にランクイン。より広々とした空間を必要とするファミリーならではの特色。また著名人が多く住み、古くからネームバリューのある住宅地田園調布が14位にアップ。
文/中条佳子 デザイン/(株)クーシー
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