車の「購入」と「レンタル」、どっちがトク?

10年03月17日
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車の「購入」と「レンタル」、どっちがトク?

マイホームの購入と同時に、マイカーの購入も検討するという人は意外と多いようです。やはり、新しい住まいでの生活を迎える際に、せっかくだから車も新しくしたいと考える人が多いからでしょうか。もしくは、3000万円とか4000万円といった大きな金額を見た後に200万円とか300万円といった金額を見ると、安く感じてしまうからでしょうか。

さて、その車の購入についてですが、車は本当に買ったほうがよいのでしょうか。住宅の購入と賃貸の比較と同じように、車も「購入」か「レンタル」かを冷静に比較して、金銭面での損得を考えておくことは大切だと思います。

では、ざっくりとではありますが、例を挙げて車の購入とレンタルを比較してみましょう。前提条件は以下のとおりです。

【購入】
車種:トヨタ「プリウス1.8L」
価格:205万円(最も価格の安いグレードL)
諸経費:30万円
自動車税・自動車保険:年間8万円
駐車場代:月2万円
ガソリン代:月5000円
洗車代:月1000円
ローン:年3%、5年返済(諸経費以外をローン返済)

【レンタル】
車種:トヨタ「プリウス1.8L」
レンタル費用:1万1550円(24時間)
ガソリン代:1000円(1回あたり)


まず、購入した場合は、諸経費やローンの返済も含めて初年度は113万円程度の負担になります。その後は、車検代のかからない年は83万円程度、車検代のかかる年は98万円程度の負担になります。

一方、レンタルの場合は、月2回の利用で年間30万円程度、月4回の利用で年間60万円程度、月8回の利用だと年間120万円程度の負担となります。つまり、毎週の土日2日連続でレンタカーを利用し続けると、購入した場合の負担を上回る計算になります。

しかし、車好きな人には、数年おきに買い換えをしたいと思う人もいます。定期的に新車に買い換えるとすると、下取り価格にもよりますが、ローン返済が続く分、負担は多少なりとも重くなります。仮に、5年ごとに同じ価格帯の車に買い換えた場合と、買い換えなかった場合、そして、レンタルの場合とで、累積の負担額を比較してみました(金額は1万円未満四捨五入)。

あくまでも一定の前提条件に基づく試算なので、すべての場合に通じる結果ではありませんが、大ざっぱに言えば、毎週2日以上車に乗る人の場合は、レンタカーよりも購入したほうが負担額は少なくなるといえそうです。逆に、毎週1日程度しか車に乗らないのであれば、レンタカーのほうがトータルの負担額は少なくなるといえそうです。

特に、公共交通機関の発達している都心ほど、駐車場代も高いので、車に乗る頻度が少ない人は、冷静に比較検討することが大切ではないでしょうか。

もちろん、車というものは、単なる移動手段としてだけでとらえるのではなく、保有していることの満足感のようなものも重視したいという人もいることでしょう。あらためて、住まいの環境や、家計の現状と今後の見通しなどを踏まえて検討を重ねることが重要ではないかと思われます。



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文/菱田雅生 イラスト/杉崎アチャ
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