「金利が上がったら切り替える」つもりなら、それなりの覚悟を!

09年09月23日
ブックマークする:
Check 
「金利が上がったら切り替える」つもりなら、それなりの覚悟を!

住宅ローンの金利タイプで、利用者が一番多いのは変動金利というのが定着しつつあるようです。もちろん、住宅ローンを返済していくこの先20~30年の間、金利は上がらないなどと思っている人は少ないでしょう。よく耳にするのは、「数年たって金利が上昇してきたら、10年固定などへ切り替えるつもり」という言葉です。確かに、今は金利の低い変動金利を借りておいて、金利が上昇してきたら固定への切り替えを行うという行動は、理にかなっているかのように響きます。しかし、大切なのは、実際にそういった行動をとれるかどうかでしょう。

判断の際にオススメなのは、とりあえず現状の金利水準で固定タイプを借りたらどうなるかを見てみること(はじめから変動金利での借入れを考えている人は意外とこれをやっていないケースが多いのです)。例えば、現在3,500万円を35年、変動金利のローンで借りた場合の毎月返済額は106,736円(※1)。これに対して、10年固定を利用した場合の毎月返済額は、およそ2万6千円アップの132,751円(※2)。現状でもこれだけの差があります。さて、この負担に耐えられるでしょうか?

「この負担にはとても耐えられない」というのであれば、固定金利へ切り替えることなど、最初から想定しておかないほうがいいでしょう。一般に、金利が低い、もしくは金利の上昇局面においては、長期固定金利を選択して長期間低利のメリットを享受できるようにするのがお約束。最悪なのは、返済額アップに耐えられないため金利切り替えが出来ず、ドキドキハラハラしながら変動金利の上昇にお付き合いせざるを得なくなってしまうことです。

変動金利の選択は、金利上昇を引き受けられる範囲でするのが正解。「どこまで金利が上がるかわからないから」などと不安に思うのなら選択しないことです。また、金利の切り替えをするだけの余裕があるかどうかや繰上げ資金などの切り札があるかどうかも選択の分かれ道となりますので注意しましょう。




(※1)元利均等毎月返済、全期間▲1%ローンを利用して1.475%で借入れた場合
(※2)元利均等毎月返済、全期間▲1%ローンを利用して2.90%で借入れた場合

記事一覧へ戻る

関連するコンテンツを読む

↑ページの先頭へ戻る