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年収400万円の世帯の場合、平均価格5701万円(70㎡)という都内のマンションを購入するのは難しいもの。けれど、神奈川、千葉、埼玉、茨城のマンションの平均価格は都心に比べると約1200万円~3200万円もダウン。希望の価格で理想のマンションと出会える可能性はグンとアップするだろう。通勤できる距離なら、都心はあきらめて、郊外のマンションに狙いを定めるのがおすすめだ。


駅から徒歩10分以内の首都圏の新築物件は、平均価格が5154万円(70㎡)。一方、徒歩10分以上の物件は、平均価格が4050万円(70㎡)と、1000万円以上も差があることが判明。徒歩15分以上の物件の場合は、駅からバスが使えるところも多いはず。駅からちょっと離れている物件を探せば、年収400万円台でも手が届くマンションが見つけやすくなる。


未完成物件に比べ、お金の面でメリットが多いのが完成済みの物件。たとえばモデルルームになっていた住戸なら、家具付きといった特典が付くことはよくある。そのほかにも、未完成物件の場合、契約から入居まで1年かかるとすると、今住んでいる賃貸の家賃が引き続きかかり、家賃10万円とすると1年の家賃は120万円。完成済みの物件は、即入居できるから、その分の家賃が浮く。また、ローン金利は通常、引渡時点のものが適用されるため、「完成したときには金利がアップしていた…」なんていうリスクが避けられるといった利点も。さらに、「在庫物件を減らしたい」と考える売り主が、値引き交渉に応じてくれる可能性もある。


FPの溝渕麻理さんは、「年収400万円台の世帯なら、住宅ローンは固定金利を選び、返済額は年収の25%以内に抑えることがポイントです」と話す。たとえばSBI住宅ローン「フラット35」を選び、35年ローン、金利2.6%固定の場合(2010年2月17日現在)、毎月の返済額は8万3000円(年収400万円の25%)で、2287万円を借り入れられる計算になる。長期返済にすることで、家賃並みの返済額に抑えられるから、20代でも購入が可能になる。


マンション購入の際、親からの資金援助を受ける人も少なくないが、2010年は住宅資金などの贈与税の非課税枠が拡大。「親または祖父母からの贈与で、マイホームの取得が目的の場合、2010年12月末までは1500万円を非課税で受け取れます。昨年までの500万円から1000万円アップしました」(溝渕さん)。親から贈与を受けて頭金を増やすには、今年が狙い目!

年収400万円台で都心のマンションにこだわるなら、新築ではなく、中古マンションを探してみるのもいいだろう。築年数が比較的新しい物件でも、新築よりはかなり割安なのが特徴。新築に比べると物件数が多いので、選択肢も広がるだろう。完成物件と同様、即入居できるケースも多いので、引渡時に金利が決まり、入居までの間に金利が上昇するリスクが少ないのもメリットだ。
大学卒業後、信託銀行を経て、人材派遣会社、人事総務部を経験。現在は正しいお金の知識を提供する「100ten.school」に所属
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