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ファイナンシャル・プランナー 中村 宏さん
FPオフィス「Work works.」代表。個人相談のほか、新聞・雑誌の執筆・監修、セミナー講師などで活躍。
ローンの組み方からメンテナンスまで、相談者の希望と家計バランスを見すえたアドバイスが好評
賃貸住まいで支払う家賃と買った場合のローン返済額やもろもろの費用。住居費の負担はどれぐらい違ってくるのだろうか。30歳の男性が80歳になるまでの50年間の住居費を試算してみた。
住宅ローン控除もあり住居費負担は最安
結婚と同時に物件探しを始め、1年後に入居する場合、住宅ローン控除の還付分も考慮すると、総住居費は最安に。「ローン返済期間は最長の35年でも、今の金利水準なら総返済額はそれほど多くない。家賃負担を考えたら、早めに買うのも一つの方法です」(中村さん・以下同)
試算の設定条件
夫・妻ともに30歳で結婚、4年後に子ども1人出産。住まいは、神奈川県を想定。
3LDKで物件価格3800万円。住宅ローンは、全期間固定金利2.5%の場合。購入時の諸費用は、物件価格の約4%で150万円。管理費・修繕積立金は、月2万円、リフォーム、大規模修繕費は、15年目に100万円、21年目に50万円、30年目に300万円。固定資産税・都市計画税は、実在の物件を参考に試算。住宅ローン控除を考慮。
家族構成や環境を考えて物件を選べるメリットも
子どもの誕生前後に購入・入居する場合、間取りや子育て環境を考えて物件を選べる。ただし、賃貸期間が少し長くなるぶん、上記、「1年後(31歳)結婚してから買う」よりも総住居費は少し増加。「共働きでも出産前後は世帯収入が一時的に減少するため、将来の妻の働き方なども考慮し、ローンを組むことが大事です」
試算の設定条件
夫・妻ともに30歳で結婚、4年後に子ども1人出産。住まいは、神奈川県を想定。
3LDKで物件価格3800万円。住宅ローンは、全期間固定金利2.5%の場合。購入時の諸費用は、物件価格の約4%で150万円。管理費・修繕積立金は、月2万円。リフォーム、大規模修繕費は、15年目に100万円、21年目に50万円、30年目に300万円。固定資産税・都市計画税は、実在の物件を参考に試算。
頭金を増やせるが賃貸の住居費も増加
ライフスタイルが決まっているメリットがある半面、賃貸の家賃負担が増加。「この時期までに頭金を増やすことはできるが、その間家賃も払い続けることに。夫の年齢が高い場合は、ローンの終了時期を考えて返済期間を決めることも大切」。頭金は多めに用意したい。
試算の設定条件
夫・妻ともに30歳で結婚、4年後に子ども1人出産。住まいは、神奈川県を想定。
3LDKで物件価格3800万円。住宅ローンは、全期間固定金利2.5%の場合。購入時の諸費用は、物件価格の約4%で150万円。管理費・修繕積立金は、月2万円。リフォーム、大規模修繕費は、15年目に100万円、21年目に50万円、30年目に300万円。固定資産税・都市計画税は、実在の物件を参考に試算。
住居費負担が最も多い 住宅ローンは最小限に
子どもの独立後、夫婦二人で住む2LDKの物件を買う場合、購入後の住居費は少ないが、賃貸時代が長くなる分、総住居費は9000万円以上に。「年齢的に多額のローンを組むのは難しい。ローンは最小限に抑えましょう」。ただ、返済が終われば、老後の住居費はほとんどかからない。
試算の設定条件
夫・妻ともに30歳で結婚、4年後に子ども1人出産。住まいは、神奈川県を想定。
2LDKで物件価格2500万円。住宅ローンは、全期間固定金利2.5%の場合。購入時の諸費用は、物件価格の約4%で100万円。管理費・修繕積立金は、月2万円。リフォーム、大規模修繕費は、15年目に100万円、21年目に50万円、30年目に300万円。固定資産税・都市計画税は、実在の物件を参考に試算。
老後の家賃負担を見すえて貯蓄を準備
子どもの誕生や成長に合わせて住み替えが必要になることが多い。地域によっても異なるが、引越しでかかる費用や家賃、更新料などの総住居費は、子どもの独立後に買う場合に次いで多くなる。「一生賃貸の場合は、老後にも家賃を支払い続けられるめどをつけておきたい」
試算の設定条件
夫・妻ともに30歳で結婚、4年後に子ども1人出産。住まいは、神奈川県を想定。
家賃月額(管理費含む)は、4年目まで12万円、5~10年目が14万円、11~27年目が16万円、28年目以降が12万円。入居時費用は家賃の5カ月分、更新時は家賃の1カ月分、引越し代1回30万円。
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