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モデルルーム住戸の間取りは、自分が買える住戸と同じとは限らない。また、オプションが多く使われているのも確か。「しかし、見学の仕方を押さえておけば多くのことが分かります。大事なのは、買える住戸の間取図と比べながら見学し、販売スタッフに同じ点と違う点を聞いてみること。オプションについては、『標準仕様』の場合はどうなるのか、説明してもらいましょう」
(長谷川さん、以下同)

住宅の価格相場は、都心からの距離や時間だけでなく、沿線によっても異なる。「例えば、山手線からの時間が同じ駅の場合、東や北方面のほうが西や南方面より、価格が安くなります(下図)。これらのエリアには、大規模マンションの分譲が増え、環境が大きく変わった街もあります。ですから、物件を選ぶときはエリアに対する先入観をもたず、広くいろんな街の物件を見学するといいでしょう」

タワーマンションの大きなメリットは、高層階からの眺望だ。このため、階数が低い住戸ほど価格を低く設定する傾向がある。「タワーマンションは敷地内に一定以上の空き地を設けるため、低層階でも意外と視界が開けているようです。また、タワーマンションの多くは共用施設が充実しています。比較的価格の安い低層階の住戸でも、高層階と同様に共用施設が利用できるのもメリットだと思います」

価格未定といっても、住戸ごとにおおよその目安を立てている物件は多い。「ですから、モデルルームで買える価格を計算してもらい、『この金額で“買える住戸”はどれか』、聞いてみるといいでしょう。買える価格の計算には、年収、住宅購入に使える貯蓄額、毎月やボーナス時の希望返済額などが必要。見学前に準備して行くと効率よく見学できます」

「 日当たりの良さで考えれば、長時間明るい南向きが一番です。しかし、日中家にいる時間が少ないなど、日当たりにこだわる必要がない家庭なら、ほかの向きを検討してもいいと思います。価格が割安になるメリットも」。南向き以外でも眺望が開けていて、窓が高く(ハイサッシ)、幅もあれば、明るく過ごせる住戸もある。

管理費は、敷地や建物の清掃、設備の点検や交換等の費用。修繕積立金は、建物の修繕に備えた積立金だ。「どちらも住環境の維持に必要な費用。金額が安い場合は、管理内容や修繕計画と、将来値上げの予定がないか聞いておきましょう」
「 準工業地域は、昭和のころに指定されたケースが多く、現在は、見渡す限りマンションばかりという街もあります。広告の物件概要で“準工業地域”とあっても、自分で現地に行って、環境を確かめてみることが大切です」

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