30歳。いま 買うべきか

10年08月04日
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ライフスタイルに合わせて住み替える時代
30歳の住宅購入は早すぎるわけではない!

女性は計画的な自律生活を始めている

「女性」と「マンション」という2語でインターネット検索をする。女性向けの住宅購入講座が、山ほどヒットした。ターゲットは20代以降さまざま。それだけ若い女性からも、住宅購入のニーズがあるのだろう。「いまは女性向けローンもあり、女性が住宅を買うハードルは高くない」とファイナンシャル・プランナーの久谷真理子さんは言う。将来の結婚とは別に、女性は自分の財産を持つことを積極的かつ計画的に考えているようだ。

家計の見直しや、将来の投資にもなる!?

では、男性は? 久谷さんは「将来の展望が描きにくい現代では、“次の何か”のための蓄えを心がけるのは、男女を問わない」と語る。近年の資格取得やFXのブームは、不透明な将来に対応する自己投資といえる。住宅購入も、自分の将来への“投資のひとつ”になり得るだろう。
ライフスタイルが多様化し、年齢や暮らし方の変化に合わせて住宅を買い替える例も増えている。また、久谷さんは「お金の管理ができない人ほど、住宅を買うべきという考え方もある」という。資金計画で家計を見直し、その後自律的に生活するきっかけになるからだ。要するに本人次第なのだが、30歳で家を買うことが、早すぎではないのは間違いない。

30歳、住宅購入のメリットって?

独立して1年足らずで思い切って購入。
住まいを得るだけでない、人生の「戦略」でした

購入して得たのは信頼と自覚だった

Hさんが住宅購入を考えたのは、会社を辞めて独立してから。「住まいとしてだけでなく、不動産を持つことで自営業者として社会的信用を得ることも考えた」上での決断だ。住宅購入は、店舗経営と人生の軸足を定める、“戦略”だった。
金融機関は、実績が不十分な自営業者の住宅ローン申し込みに門を閉ざした。だが、それは当初から予想していたこと。「可能性のある先に次々と当たった」結果、銀行の一つがようやく首を縦に振った。
購入後も「生活スタイルは変わっていない」という。変わったのは周囲の反応だった。「先を越された」と思ったのか、あとを追うように家を買った友人もいた。「家を買った事を言ったわけではないのに、取引先の応対が変わったように感じる」とも。仕事上は、“戦略”が当たったといえそうだ。きっと家を買ったという自覚が、本人も気づかないかたちで、働く姿を変化させたに違いない。

住宅購入でこう変わる  

[お金が貯まらない]返済計画を立てる上で無駄遣いを“仕分け”

住宅ローンの返済プランでは、まず毎月の返済可能額を計算する。その際、“何となく浪費”していた金遣いの無駄が明らかになるはずだ。

[自分に自信がない]「住宅購入」が周囲に与えるインパクトは大

住宅購入という、人生に対するポジティブな決断が生む自信は日常の態度に表れ、周囲から一目置かれるはず。ただし、自慢しすぎは禁物。

 

[独立や転職を考えている]社会的な信頼を得て夢の実現をあと押し

「不動産所有=社会的信頼」という図式は根強い。将来、独立や転職する際、大きな財産を持っていることが、夢の実現の助けになることもある。

買っているのはフツーの人  

[約半数が年収500万円未満]

30歳で住宅購入と聞くと、いわゆる「勝ち組」の選択だと思うかもしれない。しかし実際は、購入者の約3割は、年収400万円未満なのだ。

[2000万円未満の物件が約半数]

購入物件は約半数が2000万円未満の物件。多くが中古マンションだ。賃料と大差ないローン返済額で無理なく購入しているようだ。

 

[約半数が頭金300万円未満]

頭金ナシもいる一方で、300万円程度頭金とした人も多い。ローン返済期間を短くするためにも、なるべく頭金は多めに用意したいところ。

※2007年以降に住宅購入または購入を検討した25~34歳、単身者(全国)を対象にしたインターネット調査による。2010年リクルート調べ。

>>次のページでは「誰がどうやって買っている?」について紹介します

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