10年01月20日
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早めの行動で買い手市場のメリットを享受しよう

【政策は?】長く安心して住める家を作り、積極的に住み替え

(図:これまで・これから 図:どう選ぶ?)

住みつぶす住まいから、次代に引き継げる住まいへ
これまでの住宅観は、新築を購入し、その家にずっと住み続けるのが一般的だった。しかしこれからは、中古住宅をメンテナンスして活用する方向に向かっている。次から新しい住宅観に合わせた家選びを見ていこう。

【新築×長く住める】構造はしっかり、中は変更可能、エコでお得、がキーワード

「新築を選ぶなら、今注目したいのは長期優良住宅です」と樋口さんは話す。これは長持ちする構造やリフォームしやすい間取り、価値を維持するための管理計画が採用された住宅のこと。行政による認定を受ければ、住宅ローン控除の減税額が最大100万円アップして600万円となり、各種税金も手厚く軽減される。
さらに省エネ型給湯器を導入したり、断熱性能に優れた住宅は、経済対策でエコポイントがもらえる見通しだ。2009年12月8日以降に着工した住宅が対象で、エコリフォームも含まれる(※)。
いずれも購入価格は高めだが、「今後は性能のすぐれた住宅が流通市場でも高く評価される時代になる」(樋口さん)見通しなので、長い目で見て損はないだろう。
※2009年度第2次補正予算が国会で成立後に正式決定

(図:「 長く」「お得」に住める性能かチェック)

【中古×長く住める】構造をしっかりチェックし、リノベーションで機能を向上

新築住宅の供給が減っている今、目を向けたいのが中古住宅だ。中古は価格が最大の魅力だが、プランや設備が見劣りする場合もある。そこでお勧めなのが、リノベーションして住むスタイルだ。
リノベーションとは壁紙や床など見た目をキレイにするだけでなく、設備や配管などを入れ替え、機能を向上させる手法。窓や壁の断熱など省エネ化すればエコポイントの対象にもなる予定だ。
安心して住むために、購入前後に第三者による物件検査(インスペクション)を行うケースも増えている。「インスペクションを受ければ質の悪い住宅を買って後悔することも防げる上にどこを手入れすべきかチェックできます」(清水さん)

(図:リノベーションで構造体は残して、中身を入れ替え)

【中古×住み替える】家族構成、収入、家族のニーズに合わせて“買い替え”

「新政権が力を入れる中古市場が整備されれば、もっと気軽に家を選べるようになる」と予測するのは森永さんだ。住宅を一生に一度の買い物と力まずに、家族構成やニーズに合わせて選べばよい。
賃貸でも同様な暮らしは可能だが、持ち家ならではのメリットが2つある。一つは住宅が自分のものになり、好みに合わせてリフォームできることだ。
もう一つは売却できること。2500万円で購入し、10年住んで2000万円で売却した場合、500万円損したように見えるが、月額に換算すると約4.2万円。家賃と考えればお得感がある。「売却を考えるなら、立地条件を慎重に検討し、価値の落ちにくい物件を選ぶべきです」(中山さん)

(図:本当に住みやすい家は、その時々で変わる)
取材・文/大森広司 試算監修/タクトコンサルティング 撮影/赤松洋太・大脇知史
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