近居のススメ

09年08月19日
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今や、親との「同居率」は低下し「近居率」は増加している!

グラフを見ても分かるように、 親世帯との同居率は約30年で20%以下にまで減っているのに対し、近居率は増加傾向だ。親が近くにいると、育児のサポートが受けられたり、頭金をちょっとおねだりできたり、親から同居を催促されていたら、先に近くに住んでしまう手もあり、実はいいことずくめなのだ。

■親との同居率 ■親世代と住まいの距離
その3その2

(近居のススメその1) お金のメリット

近居を理由に頭金をおねだりしやすい

近居を理由に頭金をおねだりしやすい

「近居」を理由に頭金援助も切り出しやすい。増えた頭金で借入額を減らし、毎月返済額も減らせる。また、親からの住宅取得資金を500万円まで非課税とする国の追加予算が成立する見込み(※)だ。例えば、相続時精算課税制度を選択しない場合、500万円の贈与には贈与税53万円がかかっていたが、この措置が正式決定(※)すれば、ゼロになる。
(※)2009年6月19日正式決定

 ■援助ありは全体の 3割以上 ■親世代の半数以上は援助したい ■ 頭金300万円の援助で金利分約185万円のトク

一緒に食事、まとめ買いで日々の生活費を援助してもらえる

近居と別居の食費支出の違い

近居なら生活費もおトクになりやすい。たとえば、日用品の買い物では、まとめ買いで割安になる商品を買って分け合えば、親も子もトクをする。また、親の家に遊びに行って一緒に食事をしたり、お惣菜や野菜のおすそ分けで食費が浮く、なんてことも期待できそう。
実際、家計経済研究所の調べでは、1カ月の生活費は、近居25万2800円、別居28万200円。別居と近居では3万円近くも差がある。

週末は実家がレストラン代わり

(近居のススメその2)暮らし &子育てにメリット

妻が働いても子育てしやすい

■妻の就業率は近居のほうが高い ■妻の年収も近居のほうが高い

最近は女性のキャリア志向が強く、子どもが生まれても働いている女性は少なくない。働くママにとって近居は強い味方だ。子どもを親に預けて週に2、3日のパートをしたり、普段は保育園に預けていても、子どもが風邪をひいたときに預かってもらえたり、なにかと支援を受けやすい。家計経済研究所のデータでも妻が働いている割合は近居57.6%、別居50.2%。年収も近居94.3万円、別居84.8万円と約10万円の差が。また、働いていなくても息抜きで出かけたいとき、ベビーシッターを頼むと1時間当たり1500円前後かかるが、親が近くだと預けやすい。

教育費も援助してもらえるかも

教育費に関しても近居なら援助のチャンスが多い。家計経済研究所のデータでは、「孫のための教育費や服など」の支出は、別居の場合、妻の親4.8%、夫の親2.5%に対し、近居の場合は妻の親6.2%、夫の親3.4%が援助を受けている。また、祖父母から昔ながらの行事や遊びを教えてもらえるなど、子どもの情操教育もできる。

近居のおかげで妻もお稽古できる

(近居のススメその3)実は親も同居より近居志向

親も適度な距離を望んでいる

親も適度な距離を望んでいる

結婚したら同居、という考え方を親は望んでいると思いこんでいないだろうか。実は、親も別居を望むケースが増えている。今の親はまだまだ元気で、自分たちのライフスタイルを保ちながら生活や趣味を楽しみたい世代だ。子どもと一緒に生活をするより、適度な距離を保ちつつ、独立した生活を送りたいというのは当然だろう。その点、近居なら独立した暮らしをしながら、困ったときにはお互いに支え合うことができ、良好な関係が保てる。

■子ども世代との別居意向 ■子ども世代と同居しない理由

≫次は専門家&編集部のアドバイスを紹介します

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