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今は、女性の多くが子育て支援を親に頼っています。共働きの場合だけでなく、残業の多い夫に育児参加を期待できない世帯、初めての子育てで不安がある世帯にも親の支援は必要。また、親側は「子どもに頼らない」「自分たちの暮らしを楽しみたい」という意識が高くなっています。育児サポートへのニーズと、親世帯の意識の変化を背景に近居が求められている時代です。 また、最近注目されるのはマンションでの近居。実家近くに購入したり、同じ棟や近くでそれぞれに購入したり。将来、どちらかの世帯が空いたときに貸したり売却しやすいメリットがあります。一戸建てなら、隣ではなく少し距離があるほうが気づまりもなく無難。将来、「大家さんがお隣」というケースより賃貸に出しやすいでしょう。


働き盛りの子世帯は交通の利便性が重要。親が郊外に住んでいるなら、子世帯は駅に近いマンションを購入。子どもが大きくなってマンションが手狭になったら、親の一戸建てと交換する選択も。親にとっても、老後は一戸建てよりもフラットなつくりのマンションがラク。一戸建てをバリアフリーに改装する手間や費用を考えると、住居交換はお互いにメリットがありそうだ。

子どもが親の近くに家を購入するのではなく、親がマンションなどを購入して引っ越してくるのもいい。都心なら郊外より病院が多く、いざ病気になったときも安心だ。また、老後は交通のアクセスがよく、映画館や美術館などの文化施設やショッピング施設がある都心で活動的なライフスタイルを送るほうが、現代の親世帯のニーズに合っているケースも多い。

同じマンションの購入は近くに住む安心と、ほどよい距離感の両方が得られる。子どもだけで祖父母の家に行きやすいメリットも。なお、親が低層階、子世帯は高層階というように特徴の違う住戸にすると、将来売ったり貸したりするときに、時代のニーズに合わせやすい。また、違う棟なら大規模修繕の一時金が発生しても、時期がずれて出費が重ならないケースが多い。
取材・文/田方みき イラスト/藤本けいこ
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