2010年、エコ住宅の注目キーワードは「太陽光発電」

10年01月27日
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「エコ住宅を検討したい」が99%! なかでも太陽光発電が一番人気

エコカー減税や、鳩山内閣が掲げた「CO2排出量25%削減」など、何かと「エコ」が話題になった2009年。住宅業界でも、長期優良住宅や住宅版エコポイント制度など、「エコ住宅」に注目が集まる一年だったといえるだろう。そこで今回、SUUMO編集部がエコ住宅に関するアンケートを決行。すると、「今後、住宅を購入・建築する際に、エコ設備導入を検討するか?」との問いに、「検討する」と答えた人が73.4%。「コストなどのネックが解消されたら検討する」と答えた人も含めると、エコ設備導入を検討している人は99%にもなった。では、具体的にどんな設備を検討しているのだろうか?

発表! 2010年「導入したいエコ住宅設備」ランキング

「導入したいエコ設備」(Q1)の第1位は太陽光発電システム。全体の63.3%の人が「導入したい」と考えており、第2位の複層ガラス(52.7%)、第3位のオール電化(50.7%)を圧倒する結果となった。また、「気になるエコキーワード」の質問でも、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)(57%)や、オール電化(58.9%)をおさえて「太陽光発電システム/太陽光パネル」が第1位に。実に70%もの人が「気になる」と答えた。さらに、「太陽光発電の導入意向」(Q2)についての質問では、75.3%の人が「導入を考えている」と回答。今、太陽光発電がアツイのだ!

Q1Q2

導入コストがネックだが、環境・金銭面では期待も!

太陽光発電システムについてのイメージについての質問には、70.5%の人が「環境にやさしい」と回答した。また、「月々の光熱費が安くなる(74.4%)」、「売電できる(78.7%)」など、環境面のエコ(エコロジー)だけではなく、金銭面のエコ(エコノミー)など、さまざまな面で期待が寄せられていることがわかった。

しかし一方で、「導入費用費用が高い(76.8%)」、「設備メンテナンスが大変そう(36.2%)」といった意見も多く聞かれた(Q3)。また、96.1%もの人が「導入コストがネック」と答えている(Q4)。つまり、多くの人が「導入したいけどコストが不安で…」と思っているのである。しかし、その心配はもう過去のものになりつつあるようだ。

Q3Q4

売電価格が2倍にアップ!2010年はソーラー元年になる!?

Q5

家庭で消費しきれなかった余剰電力を電力会社に売るという「売電」制度。この制度が2009年11月に改正され、売電価格が1kWhあたり24円から48円の2倍になった。売電価格が2倍になれば、コスト回収にかかる期間は半分になる。太陽光パネル自体の価格も今後、下がっていくことが予測されるため、売電で光熱費がゼロになる可能性も考えると、これまで30年かかるといわれていたコスト回収が、10年前後でできる可能性も出てくるだろう。

また、「初期導入費用について、どのくらいの期間で回収できれば導入を検討するか」(Q5)という質問では、「10年以内であれば導入を検討する」と答えた人が87.5%であった。初期費用が10年程度でペイされるという目安が今度広まれば、ますます太陽光発電は身近な設備になることが予想できる。あなたの周りでも“キラキラ屋根”が増えるかもしれない。

住宅版エコポイント制度がなくても、エコ住宅を前向きに検討!

Q7

エコ住宅への関心の高まりに合わせたかのように登場したのが住宅エコポイント制度だ。アンケート(Q3)でも、「予算と設備の導入費用が見合えば利用したい」という人も含めると82.2%の人が「利用したい」と答えた注目の制度である。1月15日には具体的なポイント数が発表され、新築住宅は一律30万ポイント(1ポイント=1円)となることが決まった。コストに不安のあるエコ設備も、このポイントを使えば負担はより軽くなる。

しかし、ここで、注目すべきは「住宅エコポイント制度がなくてもエコ設備を導入する」(Q7)と答えた人が過半数を占めたこと。なかでも、「地球のため」、「エコの時代だから当然」など、環境意識から導入を決めているという意見が多数だった。もはやエコは当たり前の時代なのである。

太陽光発電システムを標準装備した住宅が続々登場!

環境エコ意識の高まりや環境問題に対応すべく、メーカー各社は太陽光発電システムなどのエコ設備を標準装備した住宅プランを続々と登場させている。一戸建てでは、家族形態やライフスタイルに合わせたさまざまなプラン商品がそろえられ、また、屋根形状に合わせたソーラーパネルをの採用することで、設置有効スペースが拡大し、売電量を増やす設計も増えている。また、新築マンションでは太陽光発電システムで発電した電力を共用部分などに使用し、維持管理費の”省エネ化”を図る物件も登場。この数年で複層ガラスや高気密・高断熱設計が当たり前になってきているように、これからは、太陽光発電システム搭載が当たり前の時代が来るのかもしれない。

進化するエコ住宅 メーカー各社の取り組み事例を紹介!

ここからは、メーカー各社の取り組みを紹介したい。ここに出しているものは最新エコ住宅のほんの一部だ。それぞれの特色を生かした新商品の登場が今後も期待される。

【ハウスメーカー】

パルフェ
セキスイハイム パルフェ

太陽光発電システム搭載住宅が累計7万5000棟を達成。新築戸建住宅の搭載率は77%に急上昇(2009年上期)。新開発の屋根システムで大容量太陽光発電システムの搭載が可能。売電量も大幅にアップでき、導入コスト回収期間も短縮できる。

エルソラーナ
パナホーム エルソラーナ

ソーラー発電を標準装備し、余剰電力を電力会社に売ることもでき、光熱費ゼロのくらしも可能に。 すぐれた環境性能で、地球にも家計にもうれしい。パナソニックグループの総合力を生かし、「一歩先のエコ」を目指す。

【エコマンション】

プラウドシティ池袋本町
野村不動産 プラウドシティ池袋本町

20枚以上の太陽光パネルを屋上に設置し、共有部分の電力をまかなうほか、複層ガラスや高効率型給湯器など、省エネ設備を搭載しCO2削減を実現している。

吉祥寺エコマンション計画
三菱地所 吉祥寺エコマンション計画

太陽光発電+LED利用で電気利用を削減する他、太陽熱利用給湯システムを専有部分にも導入。断熱効果の高い外断熱工法や木製サッシを採用したり省エネ型の床冷暖房など最新のエコ設備を搭載。(2010年10月下旬 販売開始予定)

住宅検討者 エコ意識調査 結果報告書(2010年1月)

【調査実施時期】2010年1月6日~7日
【調査対象者】関東・関西に住む、住宅の新築・建て替え(注文住宅)を検討している30~49歳
【調査方法】インターネット(マクロミル調査)
【有効回答数】200
※無断転用禁止。引用の際はSUUMO(スーモ)編集部までご一報ください

文/木谷宗義
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