不動産・住宅サイト SUUMOトップ >> 家相お悩み相談室 > 集中できる書斎のつくり方はありますか?

家で仕事をすることが多いので、新しい家には書斎を設けたいと思っています。 |
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■集中できる環境とは 間取り相談にお越しになる方の中で、住まいに書斎をつくりたいといわれる方は、やはり家でも仕事をされる方がほとんどです。職業をお聞きして、子ども室や他の居室を小さくしてでも、書斎をつくることをお勧めするケースもあります。住まいは本来、疲れた心身を休め、ゆっくりとくつろぐ場所であってほしいものですが、時間に追われ、さまざまなストレスを感じながら仕事をすることが多い現代人には、家で気兼ねなく仕事ができる「書斎」という空間も、住まいには大切なもののように思います。 もちろん、書斎は仕事部屋としてだけではなく、趣味の部屋としても活用できますが、今回はご質問に沿う形で、主に仕事をするための空間として、アドバイスをさせていただきますね。では、集中できる書斎とはどんな環境か、また、それをどうつくるか。お話をしてまいりましょう。 集中して仕事をこなすには、静かで落ち着ける空間であることが大事です。それは周囲の影響を受けない場所であり、また、周囲に遠慮せず利用できる場所です。 まず、周囲の影響を受けないという点では、リビングや台所、洗面所などと隣接する場所は望ましくありません。 最近はオール電化の住宅が増え、電気代が安くなる深夜の時間帯に、食器洗い機や洗濯機を使用する家庭が増えています。書斎で仕事をするのも、帰宅して食事が済んで、深夜になることが多いでしょう。すぐ近くで食器洗い機や洗濯機の音が聞こえるのでは、なかなか落ち着けませんね。高気密の住まいは室内に音がこもりますから、台所や洗面所などと同じ階に書斎をつくる場合は、できるだけ距離をおくようにしたいものです。 また、周囲に遠慮せずに利用できるという点では、書斎は子ども室や寝室とも離してつくるほうがよいですね。鑑定で間取りを拝見していると、寝室の一角に書斎コーナーを設けていたり、扉や仕切りをつけずに、寝室と書斎を隣接させているケースがよくあるのですが、このような場合、私は必ずといっていいほど、間取りの変更をアドバイスしています。 書斎はとかく、寝室の一部や、寝室の延長部分として設計されがちですが、書斎は仕事や読書などの作業をする部屋、寝室は眠る部屋というように、それぞれ用途が異なります。用途が異なるということは、それに適した環境も違ってくるわけですから、ひとつの空間の中にそれを一緒につくるのは、本来は難しいことなのです。 一人で使う部屋ならまだ問題はありませんが、夫婦の寝室であれば、書斎の明かりや音などで、妻の睡眠を妨げてしまうおそれもありますし、睡眠の邪魔をしないように気を使うあまり、仕事の効率が悪くなってしまうこともあるでしょう。 ですから、書斎はやはり、寝室とは別の部屋として考えていただくのがよいですね。建築面積などの都合上、寝室とひとつながりで書斎をつくる場合も、できるかぎり扉を設けて、寝室と書斎とを仕切るようにしましょう。 ■防音対策で間取りの問題を解消 寝室や子ども室と隣接して書斎をつくる場合にも、できれば押入れなどを間に設け、音が伝わるのを和らげておくとよいですね。一般の住宅では、部屋と部屋の間仕切りには断熱材を入れていないケースが多く、壁だけでは防音効果は期待できません。 職業柄、家での仕事が多い方の書斎の場合は、あらかじめ防音材を入れておかれるとよいと、私はアドバイスしています。 また、休みの日などは、ベランダや庭に椅子とテーブルを置いて、太陽の下で簡単な仕事をするのもよいと思います。普段は太陽と接しない生活をしている方も多いことでしょう。紫外線の悪影響も叫ばれる昨今ですが、自然光と適度に付き合うことも大切なことです。 日差しを少し和らげるようなサンルームやテラスを設けて、休日は自然の光と風を感じながら過ごすのもよいものですね。 最後に、集中できる書斎のつくり方とは少し話が変わりますが、私は、書斎をお父さんの部屋として、もっともっとつくっていただきたいと思います。仕事をするためでなくても、趣味の部屋として、また一人で、ときには夫婦でくつろぐ空間として、書斎を持ってもらいたいと思うのです。 家を建てる方の平均年齢は40歳前後。子どももそろそろ受験期になり、家庭内でも何かと気を使うことが多くなるころですね。ローンの精神的負担を抱えるだけでなく、家を建てた喜びを、やはりお父さんには一番感じてほしいですからね。 |
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