不動産・住宅サイト SUUMOトップ >> 家相お悩み相談室 > 寝室と階段が隣接していると体調が悪くなる?

家族の意見を反映した間取りができあがり、うれしくなって親戚に見せたのですが、その親戚から「この間取りは、寝室と階段が隣接しているから体調が悪くなる」と指摘されてしまいました。本当でしょうか…? |
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■上り下りする足音に注意 「寝室と階段が隣接していると体調が悪くなる」といわれて、気にされているようですね。結論から申し上げてしまえば、そのような話は、迷信以外の何ものでもありません。「そんなに気にされなくても大丈夫ですよ」と申し上げたいところなのですが、実は、体調が悪くなるといった大げさなものではないにしろ、寝室と階段が隣接する場合には、実際に気をつけていただきたいことがあるのです。 それは何かというと、階段を上り下りする足音です。住まいの中では、さまざまな生活音が発生しますが、階段を上り下りする際の足音も、とても響きやすいものなのです。 寝室で眠っているときに、すぐ隣で階段を上り下りする足音が響いてきたら、思わず目を覚ましてしまうこともありますね。特に、就寝時間が早いお年寄りの寝室の場合には、家族が階段を行き来する音が、睡眠の妨げにもなりかねません。 話は少しそれますが、8年前に出版した私の著書に、「階段は子どもの心を表す打楽器だ」というタイトルの文章があります。階段を上り下りする子どもの足音は、元気な時や楽しい時にはトントンとリズミカルに、また、何か嫌なことがあったり、気分がよくない時には、小さくスローテンポに聞こえるものです。足音に表れる子どもの心の内を、住まいの中でしっかりと読み取ってあげること、また、それができるような間取りづくりをすることが大切だというお話を、このタイトルで書かせていただきました。 本題に戻りますが、このように、階段の足音というものは、打楽器のように聞こえるものです。子どもの心の内を感じ取るにはよい音ですが、就寝中に間近で聞くとなると、それも騒音に近いものとなってしまいますね。 ■階段を配置するのに適した位置とは? 睡眠医療の専門医である兄の小池茂文氏に聞いたところ、睡眠時に物音や衝撃音を聞くことによって、寝つきの悪い人はそれがきっかけで目が覚めてしまい、それ以降は眠れない状態になってしまうことが多いのだそうです。また、目覚めることまではない人でも、睡眠中の脳は耳からの刺激を受けますから、決して質のよい睡眠がとれたとはいえないのだそうです。 すぐ体調を壊すほど、大きく影響するものではないそうですが、体力的に弱いお年寄りの場合は、よく眠れるよう気を配ってあげてほしいとのことです。 さて、ここからは対策についてお話をいたしますが、新築される場合であれば、お年寄りの寝室は、なるべくなら階段とは隣接しないように配置してあげましょう。 また、お年寄りの寝室に限らず、寝室と階段が隣接する場合には、壁に断熱材などの防音材を入れておくとよいですね。階段と隣接する壁側に押入れを設けるのも有効です。既存の住まいでは、枕の位置を階段から少しでも遠くに配置したり、滑り止めを兼ねたカーペットを階段に敷き込むのもよい方法です。 そして、夜は階段を静かに上り下りする思いやりも、やはり大切ですね。 寝室と階段が隣接していると、それだけですぐ体調が悪くなるというわけではありませんが、何も対策を施さないでいると、階段を上り下りする足音が睡眠を妨げてしまうという心配点は確かにあります。 質のよい睡眠をとることは、私たちの心身の健康上とても大切なことですから、寝室の配置、また階段の配置を決める際には、この点もぜひ考慮してくださいね。 |
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