空気の流れを上手に作る窓の位置やサイズが知りたい!

09年02月10日
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【ご相談内容】空気の流れを上手に作る窓の位置やサイズが知りたい!

だいたいの間取りがようやく固まってきました。固まった段階で建築士の方から家中の空気の流れも重要になるとアドバイスをもらい、窓の位置について考えています。
今はコンピューターで空気の流れを再現して確認できるそうですが、実際に生活してみてわかることもあると思うので、少し心配です。窓の位置や大きさについて、特に気を付けなければならないことがあれば教えてください!

【ご相談内容】空気の流れを上手に作る窓の位置やサイズが知りたい!
何よりも、毎日気持ちよく開けられる窓をつくるべし

風の流れ、空気の流れを効果的につくるには、何よりも窓の配置のしかたが重要ですね。ひと部屋に複数の窓を取り付ける。そして、その窓どうしはできるかぎり距離をおいて配置する。また、窓の位置にも高低をつくる。これらが、効率よく空気の流れをつくる窓の配置のポイントですが、今回は、少し違った観点からお話をしてみましょう。

鑑定などで図面を拝見していると、とても素晴らしい窓の配置がされた図面を目にすることが多くなりました。各部屋に窓がバランスよく配置されていて、取り付ける位置もサイズも理想的で、風通しがきちんと計算されている図面です。昨今、大手ハウスメーカーなどでは、設計時にコンピューターによる風通しのシミュレーションができるところも増えており、このような空気の流れを上手につくった図面が、多く見られるようになったのでしょう。

しかし、その図面どおりに建てたとしても、必ずしも風通しのよい住まいになるわけではありません。図面はあくまで図面、コンピューターで計算したからOKだなどと思わないでいただきたいのです。シミュレーション上は素晴らしい配置でも、実際には、窓が窓として機能しない場合も多いからです。

その最たる例が、隣家の窓と近接してしまうケースです。敷地に余裕があれば、少々窓が近くてもさほど気にはならないでしょうが、昨今の住宅事情では、音や臭い、プライバシーの問題などを、窓が助長してしまうことが少なくありません。窓どうしが近距離で向き合っていれば、生活音や会話する声、視線なども、どうしても気になってしまいます。

相手が窓でなくても、たとえば、隣家の換気扇や、エアコンの室外機の間近に窓があったとしたら、台所の臭いや室外機の作動音も、やはり気になってしまうでしょう。そうなれば、せっかくつくった窓も閉め切りがちになってしまいます。

このように、窓はあっても「開けられない」というケースが、現実には多くあるのです。図面上バランスがよくても、空気の流れがつくられていても、日常的に開けることができなければ、それは窓とはいえませんね。気兼ねなく、気持よく開けられる場所こそが、良い窓の位置なのです。

「家相学は家窓学」 でご紹介した窓の記事にも、窓の位置やサイズなどの具体的なアドバイスを書かせていただきましたが、隣接する建物の窓の位置も、できるかぎり図面に描き込むとよいですね。コンピューターでシミュレーションした図面にも、隣家の窓を描き込んで、窓の位置を再確認しておきましょう。そして、音や視線、臭いが気になる可能性がある場所は、窓の位置をずらしておくことです。

また、窓の種類もよく考慮してみましょう。たとえば、隣の家の窓と向き合うからと、ガラスをすりガラスにする場合が多いですが、風を入れようと窓を開ければ、結局は家の中が見えてしまいます。

そんなときは、「ジャロジー窓」や「突き出し窓」といった種類の窓にされるとよいでしょう。これらの窓を利用すれば、外からは見られにくくなり、風は通りやすくなります。視線が気になる場所でも、空気の流れをうまくつくれる部屋になりますね。

また、窓は熱の移動が最も大きな場所です。風を多く通したいからと大きな窓にすると、熱も、そして寒さも伝わります。よい風を通すには、位置やサイズだけでなく、窓の種類も大切なのです。

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