北側のキッチンは湿気が多いのでしょうか?

08年06月25日
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【ご相談内容】北側のキッチンは 湿気が多いのでしょうか?

間取りが決まり施工にさしかかっている中、北側にキッチンがあると湿気がこもってよくないという話を知人から聞きました。本当でしょうか?
施工している家のキッチンは北側にあります。今から間取りを変更することは難しいので、間取りを変えずに湿気がこもらないようにする方法はありますか?教えて下さい!

【ご相談内容】北側のキッチンは 湿気が多いのでしょうか?
北側のキッチンは湿気多し。よく風を通し、常に掃除を怠るなかれ

「家の北側は、寒くて暗い場所」。北という方位のこの特性は、以前にも何度かお話をしましたね。今まであまり触れてはきませんでしたが、もうひとつ、湿気が多いというのも北側の特性なのです。

北側は日が当たらないため、雨が降れば外は乾きにくく、冬場は寒さで窓が結露するなど、住まいの内外で湿気が滞りやすい場所です。にもかかわらず、この北側には、キッチンやお風呂といった、これまた湿気を多く発生させる部屋が配置されることがほとんどですね。今回は、その北側のキッチンの湿気対策について、お話をしたいと思います。

キッチンは頻繁に水を使い、煮炊きをするところですから、湿気とは縁が切れない場所です。住まいの中では、お風呂に次いで湿気を多く生じる場所でしょう。また、ここ最近は食器洗い機が普及し、深夜電力を利用して食器洗い機を作動させる家庭も増えています。食器洗い機は乾燥時に蒸気を排出しますから、夜間閉め切ったキッチン空間は、かなり湿気が多い状態になっているのです。

南西のキッチンが、暑さの影響で雑菌の繁殖が早まり、食中毒に注意が必要であることはいつもお話ししていますが、北側のキッチンも、これらの湿気の影響で、同じようにカビや雑菌が繁殖し、衛生面や健康面で「凶」といわざるを得ない場合が多いのです。

では、北側のキッチンの湿気はどのように対策をするか、その決め手は「風通し」です。太陽の光でキッチン空間を乾燥させることは、日の当たらない北側ではまず無理な話。しかし、風で湿気を飛ばすことは十分できますね。湿気とは字のごとく湿った空気です。湿った空気を風で追い出してやれば、北側のキッチンもさわやかな空間にすることができるのです。

ですから、まずは朝起きたら窓を開けて風を通し、夜のうちにキッチンにたまった湿気を排出してしまいましょう。ただし、北側のキッチンの窓を開けただけでは、湿気は思うようには抜けません。湿気を効率よく排出するには、乾いた暖かい空気を風の流れに乗せて、北側のキッチンに送り込むことです。天気の良い日は、朝から南側の窓を開け、乾いた暖かい空気を北側のキッチンまで通してあげましょう。

風が吹かないときは、南の窓、できればキッチンから一番遠い場所の窓を少し開けて、キッチンの換気扇を回してもよいですね。そうすることで人工的に空気の流れをつくることができますからね。

また、湿気をできるだけためないようにすることも大切です。私の住まいも、キッチンは北側で湿気が多く、夜間によく食器洗い機を作動させていますが、食器洗い機を作動させる際、キッチンの扉を閉め、空気導入型のキッチンの換気扇も同時に作動させています。キッチンの換気扇が空気導入型のものであれば、食器洗い機から生じる湿気を、外部から空気を取り入れながら排出してくれます。キッチンの扉を閉めておけば、湿気が他の部屋に移動するのを防げますね。通常の換気扇でも、冬の寒い時期でなければ、「弱」で回しておいてもよいでしょう。

そして、キッチンの掃除もこまめにするようにしたいですね。シンク周りの水気や、冬場の結露による窓の水滴などはその都度拭き取り、カビや汚れのたまりそうなところは、定期的に除菌効果のあるキッチンクリーナーで拭き掃除をしましょう。ある調査機関の報告では、トイレよりもキッチンの方が雑菌が多いというデータも出ています。また、冷蔵庫の庫内も、安易に水拭きをするだけでは逆に菌を増やしてしまうそうです。

湿気は、カビや雑菌の繁殖を手助けして、私たちの健康に害を及ぼすほか、住まいの耐久性にも影響を及ぼすおそれがあります。住宅の営業をしていた時代、私は多くの住まいの解体現場に立ち会いましたが、やはりキッチンはお風呂に次いで、土台や柱が傷んでいることが多かったですね。湿気の多いキッチンは健康運、また財運にも影響するといっても過言ではないでしょう。

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