鬼門のキッチンは不幸になる?

08年12月24日
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【ご相談内容】疲れをとる寝室のつくり方はありますか?

家族みんなの想いがたくさん詰まった家を建てようと思っています。日当たりのいい南側に家族が集まるリビングを置いて…と間取りを考えていると、敷地形状上、必然的にキッチンの方角も決まってきます。
家相に詳しい友人にこの間取図を見せたところ、「キッチンが鬼門にあるから危ない」と言われました。1日の中で妻が一番長い時間いる場所がキッチンなのですごく気になっています。
「鬼門のキッチンは不幸になる」というのは本当か、本当の場合何か解決策がないか、教えて下さい!

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表鬼門(北東)の台所は、決して大凶にあらず

「厨(くりや)は丑寅(うしとら)、未申(ひつじさる)に構えるは大いに凶し」という記述が、古い家相書の中にあります。厨は台所のこと、丑寅は北東、未申は南西の方角のことで、台所を北東、南西の鬼門に構えるのは大凶だという先人の言葉です。

「家相の多くは迷信」と、いつも一刀両断している私ですが、台所に関しては、そうでない場合が多いのです。なぜなら、同じ鬼門の台所でも、北東の表鬼門と南西の裏鬼門とでは、アドバイスのしかたもまったく違ってくるからです。そこで、今回はまず表鬼門の台所について、お話をしてまいりましょう。

冒頭でご紹介した家相書の言葉のように、北東の台所は昔も今も大凶とされています。しかし、私はむしろ、北東の台所は吉であると考えています。家相に携わる者として、鬼門の台所を吉と言い切るのは、おそらく私ぐらいでしょうが、自分自身の家づくりでも、今まで何度も、北東の鬼門に台所をつくってきました。鬼門の台所が心配で鑑定にみえる方も多いのですが、「凶どころか吉ですよ」と私がお話しすると、みなさんびっくりされます。

なぜ鬼門の台所が吉なのか、その理由をお教えしましょう。

ほとんどの食物は、直射日光を避け、涼しいところに保存するようにと、保存方法が表示されていますよね。その観点からみれば、北東は食物の保存にはもっとも適した場所といえるのです。強い日差しが差すこともなく、室温が上昇し過ぎることもありませんから、光が当たったり、暑さで食物が傷んだりするおそれも少ないですね。冷蔵庫があればどこでも同じだろうと思われるかもしれませんが、食物の中には常温で保存するものもたくさんありますから、台所の温度というものは結構大切なものなのです。

ただし、食物の保存には相性がよい涼しさも、真冬となれば冷え込みが厳しく、台所に立つ女性の体には、好ましい環境とはいえなくなってしまいます。そこで、冬場の寒さに備えた対策が必要となるのですが、その対策が比較的しやすいという点も、吉である理由のひとつといえるでしょう。暑さよりは寒さのほうが、改善はしやすいですし、昨今は温暖化で、夏の暑さも厳しくなっていますからね。

鬼門の台所の寒さ対策としては、私は足元の暖房をおすすめしています。冷えは足元からきますから、新築の場合であれば、キッチンに足元温風ヒーターを設置されるといいですね。また、暖房機能付きの足元マットなども、手軽に利用できてよいでしょう。床暖房については、私は寒冷地以外は、慎重に計画するようにアドバイスをしています。暖まるのに少々時間がかかる場合が多く、施工するスペースをきちんと計画しないと、ゴミ箱などの置き場所に困ることもあります。床暖房の熱でゴミが臭って困るという話も、実際に聞くことがありますからね。

このように考えてみれば、鬼門の台所が不幸だなどということはありませんね。それに、台所はそもそも、北東につくられることが多いものです。日当たりのよい場所は、リビングや居室などの定位置ですから、台所などの水回りは、北側に配置されるのが定番となっています。ご近所にも、鬼門に台所がある家は多いですよね。

食物を扱うという用途からすれば、鬼門の台所は理にかなったものともいえるでしょう。冬場の冷えにしっかり備え、幸せになる台所をつくりましょう。

次回は、裏鬼門の南西の台所について、お話をしたいと思います。裏鬼門の台所は、さて、幸か不幸か…?

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