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注文住宅を建てようと決意してから約半年がたちます。しかし、希望の土地が見つからず、まだ足踏み状態です。土地を選ぶ際に気を付ける点はどんなところでしょうか? |
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■建てたい家をイメージすることが大切
実は今日、この連載を書きはじめる前にも、土地の形でお悩みの方が相談にみえました。
三角形の土地を購入したものの、プランづくりが思うようにいかず、神社の神主さんに相談をしてみたところ、三角形の土地に住むこと自体、健康を害するといわれて、余計に悩むようになってしまったのだそうです。
このような、土地の形に関する相談はたいへん多いですね。三角形の土地以外にも、道路と接する土地の間口が車が入る程度の幅しかなく、その奥に家を建てる形状の旗竿型の土地。また、台形型の土地や狭小の土地などです。
購入する前は、自由設計だから何とかなる、割安だからデメリットも吸収できる、そう考えて契約をされるのですが、いざプランをつくり始めると、思うようにいかなくなってしまい、思い悩んでしまうケースが多いのです。
このような相談を受けた時、私は、「その土地で、みなさんが思い描く間取りプランができるか否かが一番大切なこと」とお話をしています。私がよい土地であると判断しても、大家族でたくさんの部屋が必要であったり、建ぺい率などの問題で、間取りができなかったりする場合もありますからね。
たとえば、同じ三角形でも大きな土地であれば、間取りプランに悩むことも少なく、設計に息詰まることもほとんどないでしょう。要は、その土地で希望の間取りができるかどうかが、大きなポイントになると思います。正方形や長方形の整形地のほうが、一般に土地の形としては価値が高いものですが、変形した土地であっても、希望どおりの住まいが建てられれば問題はありません。
ですから、形が変形した土地を購入しようとする場合は、とにかく契約前に、この土地ならどんな間取りができるのか、業者にしっかりと尋ねておくべきです。慌てて契約せず、実際にどんな間取りの家が建てられるかを確認し、納得できてから契約するようにしましょう。
■変形地をうまく利用した家づくりをするには?
また、変形した土地のプランニングのお手伝いをするときに、私がいつもお話しするのは、土地の形に逆らわないということです。その土地の形をうまく生かしてくれる建築家や、住宅メーカーは必ずいるものです。焦らず、慌てず、ご自分が選んだ土地を愛して、生かしてみることです。土地には何の責任もありませんからね。形が悪い、悪いといわれても、土地もかわいそうなものです。
いったん契約してしまったら、白紙に戻すことはなかなか難しいものです。だからどうしても、後悔してしまう。後悔して嫌だ嫌だと思いながら、快適な住まいづくりなどできるものではありません。キャンセルができないのであれば、購入した土地を逆にとことん愛することです。形が少々悪くても、どこかよい点も必ずあるはずです。
悪いところばかりに目を向けずに、その土地のよい点を引き出したプランニングをしてくれるプロを、ゆっくり見つけることも大切です。
変形した土地の場合は、土地に合わせて建物も変形しがちなために、従来は住まいの強度が落ち、耐久性や耐震性という面で心配もありました。しかし、現在の住まいであれば、そのあたりの対策もきちんとできており、まず心配はいりません。
それに、変形した土地の場合は、自分の土地が変形しているだけではなく、隣接する土地もまた変形しているはずです。
ですから、隣地の方も同様に、土地の利用方法に悩んでいたり、変形する部分は建物に利用しないケースも多いのです。変形した土地であるからこそ、うまく設計さえすれば、とても日当たりがよかったり、テレビの音などでお隣に迷惑をかけない、ストレスの少ない住まいができるといった利点も出てくるでしょう。
とにかく、購入前にまずはプランを描いてみること。もう購入してしまったなら、後悔せず、変形した土地のよいところを探すこと。よさは必ずあるものと私は思います。そして、選んではいけない土地の形とは、思い描く間取りづくり、住まいづくりができない土地、そうお答えしておきましょう。
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