共働きカップルの住まい購入 必ず考えておきたいこと10

10年12月15日
ブックマークする:
答えてくれた人
リクルート マンションナビカウンター(現スーモカウンター)アドバイザー 木下雅子さん
新築マンション探しをサポートする個別相談サービス「マンションナビカウンター(現スーモカウンター)」のアドバイザー。
実際に数多くの共働きカップルと対面し、住まいの条件整理から物件紹介までこなしている。
答えてくれた人 end

前半編 住まい選びの前にまず「人生&お金」について話し合おう

立地、間取り、設備など住まいの条件を考える前に、まずは「これからのライフプラン」や「お金」について話し合ってみよう。

① 将来子どもはどうする?共働きは続ける?

最初の子どもが生まれたのは結婚何年目?

一言で共働きカップルといっても、「子どもはいらない」「すぐに子どもが欲しい」では、描く理想の暮らし方は違う。さらには、子どもが生まれた後も「妻(もしくは夫)が仕事を辞める」「今までどおり共働きを続ける」「パートでゆるやかに働く」などの状況で、選ぶ住まいの条件(立地、広さ)はもちろん、予算も大きく違ってくる。つまり家選びはライフスタイル選びでもあるのだ。家の条件や予算を決める前に、ふたりで話し合ってみては?「なかには、どうしても条件が譲れないご夫婦が話し合っているうちに"このエリアでマンション買うならふたりで働いて頑張ろうね"という結論になる場合もあります」(木下さん)など、住まい購入が今後のライフプランを決める機会になることも。
ちなみに右のグラフでみるように、6割超が結婚2年未満で第一子が誕生している。意外と共働き期間は短いのだ。

② 貯金、家計~今の経済事情を把握しよう

頭金はどのくらい?

まずはお互いの現在の預貯金状況を把握し、頭金をどれくらい用意できるか考えよう。
ちなみに購入者データでは、頭金0円~200万円未満が3分の1もいる一方、1000万円以上が4分の1と二極化している。
また、共働き時代は稼ぎ手が2人いる、最も収入が多い時期だけに、なにかと浪費しがち。夫と妻が別会計の場合、共通の住居費や生活費を折半すれば、それ以外は使途不明金という名の"おこづかい"になりやすいからだ。これを機会に、夫と妻のサイフをひとつにし、住居費・生活費は夫、妻の収入は貯蓄にまわす、など家計を見直してみるのも手だ。
そこから毎月のローンはいくらぐらいか、いくらの物件が買えるのか冷静に考えよう。「ローン負担率は年収の25%以内がひとつの目安と言われています」(木下さん)。

line

③ 今買うか?子どもができたら買うか

今のうちに買ってどんどんローンを返そう

子どもが生まれてから買うメリットは、家族構成が決まっているので、立地・広さなど優先順位がはっきりしやすく、家選びの条件が決まりやすいということだ。「確かにファミリーの方のほうが条件ははっきりしています。しかし逆にいうと、子どもの保育園や幼稚園、小学校などの事情で、どうしてもエリアを変えられず、それが縛りになることも。二人暮らしのほうが広い範囲のエリアを検討することができます」。
また若いうちに買うほうがローンが長く組め、毎月のローン負担額が抑えられたり、共働き期間にさっさと繰り上げ返済をして、次に来る教育費にそなえることができるメリットもある。

先輩購入者のコメント

共働きのうちに買い、その間に私(妻)の収入で繰り上げ返済し、子どもの教育費が上がる前にローンが返せる計算に。ただ2人生まれたので80m²以上は欲しかったなとは思います。(東京都Yさん)

子どもが生まれてから購入。家族構成が決まっていたので場所や間取り(4LDK)は迷いませんでした。ただ夫が40歳なのでローンを返し終えるのは70歳超えると思うと少し不安です。(東京都Kさん)

先輩購入者のコメント end

④ ローンは夫だけで?ふたりで払う?

ローン返済は誰が担当?

共働きなら「妻もローンを組む」方法もある。それなら予算は上がるし、住宅ローン控除を夫婦ダブルで受けられる。
しかし実際は夫のみがローンを組んでいるケースが多いようだ(右グラフ参照)。名義も同様だ。出産による退職などを考えると、妻がローン負担するのは難しいからだろう。その代わり、共働きの間は妻の収入を貯蓄し、仕事を辞める際の繰り上げ返済に充てる方法もある。「共働きを続けると決めていらっしゃる方以外は、まずは夫1人の収入で予算をシミュレーションしてみましょう」(木下さん)。
また夫だけがローンを組む場合も、頭金を妻が出した場合はその額に応じて妻の名義にしておこう。妻が頭金を出したにもかかわらず夫だけの名義にすると、妻から夫への贈与と判断される場合もあるからだ。

⑤ 理想の家を頑張って買うか?余裕で買える価格にするか?

住宅ローンは抑えてほかのものに使いたい

予算がまだ分からないという人は、以下のSUUMOローンシミュレーションで試算してみよう。その中には、「無理なく買える物件額」と「購入可能な最大額」の2パターンがある。同じ経済事情でも「一生に一度の買い物だから妥協したくない」と多少予算オーバーでも頑張って買う人もいれば、「旅行や趣味などほかにもしたいことがある。ローンだけにしばられるのはいや」と余裕のある予算内で買う人もいるからだ。これは価値観の違いなので、ぜひふたりで話し合いを。
「理想の家に出合ったが予算オーバーだった、エリアなどの条件がどうしても譲れない方は"頑張って買おう"と決断する方も多いです」(木下さん)。
ちなみに購入者データで物件価格は①「3000万円以上4000万円未満」、②「2000万円以上3000万円未満」③「4000万円以上5000万円未満」の順で多い。

先輩購入者のコメント

妥協したくなくて思い切って購入。「いい家に住めば働く意欲もわく!」を合言葉に共働きを続けています。入居当初は家具や家電をなるべく買い換えないで出費を抑えました。(東京都・Tさん)

私の収入が不安定なので夫1人で楽に返せる額の物件を購入。旅行も買い物も食べることも好きなので、分不相応な買い物をして、それを楽しめなくなるのもイヤでしたから。(東京都・Nさん)

先輩購入者のコメント end
line

今、用意できる頭金・月々支払える金額から、買える物件額を試算してみよう

用意できる頭金万円

月々支払える金額 千円

金利

返済期間

買える物件額万円 ※諸費用・管理費は除く

さっそく、買える額のマンション・一戸建てを探してみよう

関連するコンテンツを読む

↑ページの先頭へ戻る

ページトップへ戻る