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ママもRUNしたい!をかなえる場所

開いたスペースとオーナー

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ママもRUNしたい!をかなえる場所

千葉県松戸市にある「Mama☆Jog Station」は、子育て中のママを対象にしたジョギングステーション。そもそもジョギングステーションは、荷物や着替えなどを預かり、シャワーなどを備えたランナー向けの施設だが、ここは少し趣が異なる。週1回、草深こゆきさん宅の1階部分で子どもたちを預かり、ママたちは河川敷で思い切りランニングをする。子どものケアを担当するのは近所に住む育児経験のあるママや保育士さん、先生となるガイド役は草深さんのママ友とあって、利用するママたちもみな和気あいあいとした雰囲気だ。

「料金は1回500円。着替えをして準備運動、ランニングが終わるまでだいたい2時間。ママが自分のペースで走りながら、ガイドが適宜、アドバイスをする。ママたちが走っている間、子どもたちは保育スタッフが見てくれるので、走ることに没頭できる。そんな自分が欲しかった場所をかたちにしました」(草深さん)。ママたちはランニングを終えると着替えをし、子どもといっしょに自宅へ帰っていく。24時間子育てに奮闘するママたちにとっては「唯一、1人になれる時間」(ママの1人)だという。

この「Mama☆Jog Station」を立ち上げた草深さんは、自身も3人の子どもを育てるママ。幼いころからスポーツが大好きだったという彼女にとって、子育て中の「運動できない状況」は信じられないほどのストレスとなる。

「私は海外製のランニング専用ベビーカーを購入し、長男が生後3カ月のころからバギーランをして、ストレスを解消してきました。手のかかる3歳くらいまでの子どもがいると、ママの自分の時間はほぼゼロですよね。私がイライラしていると夫が見かねて"走ってこい"と言っていたほどです(笑)」という。そこで、自分と同じように子育て中のお母さんが利用できるジョギングステーションをつくりたい、と漠然と思い描くようになったそうだ。

「それまでマンションで暮らしていたのですが、3人目の子どもを妊娠し、自宅を新築することになったんです。せっかくなら1階は"家を開く"ことを前提にして、広々とした空間として、2階を家族の生活スペースのプランにしました」と草深さんは振り返る。

そして、決めたからには前に進めるのが草深流らしく、新居のプラン確定、購入、引越しととんとん拍子で話を進めた。あわせて周囲のママ友にもヒアリングを行い、「こんな場所があったらいいのに!」を、だんだんと具現化していく。そして、なんと第3子を出産して約半年後の2013年5月に、「Mama☆Jog Station」をスタートさせた。

「当初は、思うように利用者が集まらず、悩みました。地道なポスティングやクチコミなどで、ようやく2013年の秋ごろから固定のお客さんが集まりはじめるように。それでも翌春になると仕事をもつママたちは育休が終わるため、一気に減ってしまうんです。よく『うまくいっているね』と言われるのですが、見た目ほど順調ではありません(笑)」という。

一方で、利用するママたちはとてもうれしそうだ。
「ランニングは未経験だったけど、はじめたらハマった!」「走るのは嫌いだったけど、今は本当に楽しい!」「走るとスッキリする。ランニングを終えたあと、より子どもと仲良くすごせる」と口々にうれしそうに話す。

また、ママたちがランニングしている間の子どもたちも、とても楽しそうだ。「いっしょに遊ぼー」「ジャンプ!」などとキッズスペースで思い思いに体を動かしている。「お友だちがいるから、よく遊びますし、家とは違う刺激があるから、お家に帰ったあとよく寝るっていわれますね」と保育スタッフは話す。

「今はママを対象にしていますが、子どもたちや高齢者の方々にも、楽しく運動するということを伝えていきたいですね。スポーツはもっと多くの人に楽しんでもらいたいし、多くの人を笑顔にできる。将来的には、地域に根ざした総合型スポーツクラブをつくっていきたいですね」。そう話す草深さんの新しい試みは、まだまだはじまったばかりだ。

  • 走る前の準備運動。
    この日はママ友がピラティス講師に
    この日はフィットネスインストラクターをしていた「Mama☆Jog Station」参加者のひとりが講師になり、ランニング前にプチレッスンを実施。「ママのもつ キャリアを活かしたい」という草深さんの思いがまたひとつかたちになった。
    走る前の準備運動。この日はママ友がピラティス講師に
  • 体をほぐしてママたちはランニングへ向かう
    体をほぐして
    ママたちはランニングへ向かう
    ピラティスのあとは最終調整のストレッチをし、ママたちはジョギングへ。各々自分たちの体力と経験に合わせ、1時間で6~10km走り、帰ってくる。秋のランニングしやすいシーズンは定員以上に集まることも。
  • ランニングできる街として
    松戸を選ぶ
    草深さん宅のジョギングステーションから数分走ればすぐに河川敷と、ラン愛好家にはぴったりのロケーション。夫婦ともに根っからのスポーツ好きとあって、家の近くで気持よくランニングができるエリアに絞って家探しをしたそう。
    ランニングできる街として松戸を選ぶ
  • 子どもたちがのびのびと遊ぶ託児スペース
    子どもたちが
    のびのびと遊ぶ託児スペース
    ママたちがランニングしている間は、子どもたちを預かるだけでなく、一緒におもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせをしたり。子どもたちが飽きたり寂しがったりしないような工夫もしている。子どもたちもたいくつしない。
  • たくさんのおもちゃ、また子どもたちがいるため、待っている時間もあっという間にすぎる

    たくさんのおもちゃ、また子どもたちがいるため、待っている時間もあっという間にすぎる

  • 楽しく遊びすぎたためか、小さな子どもは眠ってしまうことも。睡眠コーナーも用意してある

    楽しく遊びすぎたためか、小さな子どもは眠ってしまうことも。睡眠コーナーも用意してある

  • ジョグステーションを開くときには玄関にプレートを出す。ピンクが愛らしい!

    ジョグステーションを開くときには玄関にプレートを出す。ピンクが愛らしい!

  • 自身も3人の子どもを育てる草深さん。3人のお子さんもやはり体を動かすのが大好きだそう

    自身も3人の子どもを育てる草深さん。3人のお子さんもやはり体を動かすのが大好きだそう

かかった費用は?

ジョグステーションの開設に当たって、あらためてかかった費用はナシ。しいていえば、子どもたちの名札などの、雑貨程度。子どもたちのおもちゃや遊具などは、知り合いから譲ってもらったり、バザーなどで格安で購入してそろえたという。

アドバイスとこれからの展望

「今回の活動を行うに当たっては、2つの目標がありました。1つは地域・社会とのつながりをもつこと。そしてもう1つが、ママたちの雇用をうみだすこと。実際にジョグステーションをはじめてみて痛感したのですが、スポーツインストラクター、保育士など手に職をもっているママはとても多い。みなさん、子育てでキャリアを中断しているけれど、フルタイム勤務は難しくとも、どこかで働きたいと思っている。そういう人たちの受け皿として、将来的には地域総合型スポーツクラブをつくっていけたらいいなと思っています。今はまだまだ走りだしたばかりですが、少しずつでもかたちにしていけたらいいですね」

間取りとDATA

間取り1

空いてるスペース

施主名 草深こゆき
開いているスペースの面積 約75m2
開いているスペースの% 約50%
住所 千葉県松戸市
営業時間 毎週木曜日9:30~11:30
※不定休
建物形態 一軒家

取材・文/嘉屋恭子 撮影/飯田照明 間取りイラスト/tokico

情報掲載日/2015年10月7日

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メディア掲載履歴

2013年11月28日
TBS「Nスタ」で紹介されました。
2013年10月19日
「“自宅で自分らしく働く”ワーキングスタイル&マネー術」公開セミナーを開催しました。

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更新情報

2016年6月15日
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