体位変換器

体位変換器(タイイヘンカンキ)の意味・解説

体位変換器とは、介護用具のひとつで、寝たきり状態の人の体の下に棒状や板状、くさび状の用具などを差し込み、テコの原理などにより摩擦を減らすことで、少ない力でも体を動かせるようにする用具のこと。寝返りなど、体の姿勢変換の介助を容易にし、褥瘡(じゅくそう)などの防止に繋がる定期的な姿勢変換を手助けする。
さまざまな形状のウレタン製のクッションやパッドが一般的だが、首、腰、足など使用する部位や、体位を浮かせるのか、傾けるのかなど目的によって選ぶ形状は変わってくる。例えば、体を傾けるなら三角形状、おむつ交換等で股関節を開いた状態にするなら、足を乗せられる形状を選ぶとよい。また、おむつ交換には、表面や底面が防水加工されている物がよい。

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