甲種防火戸(コウシュボウカド)の意味・解説
甲種防火戸とは、2000年（平成12年）以前に使用されていた、建築基準法における防火戸の名称です。改正後は「特定防火設備」に相当し、火災の拡大を防止するため、防火区画や防火壁の開口部、避難階段の出入口などに使用されます。
防火戸は、防火・遮炎性能の違いにより2つの種類があります。通常の火災による加熱に対し、加熱面以外の面に火災を出さない時間を加熱後1時間求めているのが「特定防火設備」、加熱後20分求めているのが「防火設備」です。
設置場所については、「特定防火設備」は防火区画に、「防火設備」は耐火建築物または準耐火建築物の外壁の開口部で延焼のおそれのある部分や、防火区画に使用するよう定めています。
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