ガラリ戸

ガラリ戸(ガラリド)の意味・解説

ガラリ戸とは、戸の枠に、羽板(ルーバー状の細長い板)を一定の傾斜をつけて少しずつ間をあけて平行に複数枚取り付けたもので、「よろい戸」とも呼ばれている。
視線を遮りながら通風・換気ができるのが特徴で、浴室や洗面所などの間仕切り戸として使用するケースが一般的。また、玄関や居室の開口部においては、ガラリ戸と玄関ドアやガラス戸、ガラス窓などを組み合わせて使用するケースも多い。特に玄関や居室などの開口部に設置する場合は、意匠性と同時に、機能性(通風・換気)や防犯性の高いものが求められる。
ガラリ戸に用いられる素材としては、ラワン(広葉樹・フタバガキ科)やタモ(広葉樹の強靱な良材)、スプルース(針葉樹・マツ科)、アガティス(針葉樹で造作や建具に用いられる)などがあげられる。

ガラリ戸の画像
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