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予算内で気に入った家が見つからないときは、予算より高い物件も見学して、希望に合う家の価格はどれくらいか調べてみよう。予算との差が大きい場合は希望条件の見直しが必要だ。
しかし、あと数百万円……というのなら、次の方法で予算アップできないか試してみよう。

家計全体を見直し、他の出費を削って住宅ローンの返済額を増やせないか考えてみよう。
車所有の見直し
交通アクセスの良いエリアは駐車場代も高い。車を手放して毎月2万円を住宅ローン返済に回せば、購入予算は500万円以上アップする。
生命保険の見直し
住宅ローンを借りると団体信用生命保険(死亡や高度障害の際、住宅ローンの返済が免除になる保険)に入るので、現在加入している生命保険の保険金額も見直そう。
楽しみを1回ガマン
そのほかの生活費は、旅行やレジャー、外食、被服、美容費など、1回にかかる金額が大きい項目から見直してみよう。

住宅ローンの返済期間は最高35年が一般的。これより短くしている場合、返済期間を延ばすことで、毎月返済額は同じまま借入額の増額ができる。
ただし、返済期間を延ばすとローンの完済が定年退職後になってしまう人は、老後のリスクが高くなる。
将来、子どもの独立などで生活費が減ったら、繰り上げ返済など(※)をして期間短縮する計画を立てておこう。

※毎月やボーナス時の返済とは別に、まとまった金額を返済する方法。これにより、返済期間の短縮ができる(期間短縮型繰り上げ返済)

「頭金は価格の2割以上が理想、最低でも価格の1割は用意したい」とよくいわれるが、それだけの貯蓄がないため、「高い物件は買えない」と思い込んでいないだろうか。
不動産会社や仲介会社と提携している金融機関のローンの中には、返済が可能なら価格の100%借りられるものもある。「現在貯蓄はないけれど、ローンの返済は無理なくできる」という人は、こういった提携ローンが利用できる物件を探してみよう。

「住宅ローンの借り入れを増やすと返済が厳しくなりそう。でも、どうしても今、この家を買いたい!」。そんな人は思い切って、親や祖父母に援助を頼んでみよう。
住宅購入資金の一部を親からもらうのは、いまや珍しい話ではない。例えば500万円援助を受け、住宅ローンの借入額を増やさずに済めば、利息分約300万円節約できる(※)。
※金利3.0%、35年返済のケース
親や祖父母などから一定以上の金額をもらう(贈与を受ける)と贈与税がかかる。
しかし、2010年中に贈与を受けて家を取得(購入・新築・増改築等)すれば、贈与税がゼロになる制度が2つあり、どちらかを選んで利用できる。
610万円まで贈与税ゼロ(暦年課税)
他人から1年間に110万円を超えるお金をもらうと贈与税がかかる。(例: 500万円までの贈与で税金53万円)。
しかし、家の購入や建築等のため親や祖父母から贈与を受ける場合、「110万円+500万円(非課税枠)=610万円」の贈与まで税金がゼロになる。
4000万円まで贈与税ゼロ(相続時精算課税)
家の購入や建築等のため親から贈与を受け、「相続時精算課税」という制度を選ぶと、「3500万円(※1)+500万円(非課税枠)=4000万円」の贈与まで税金がゼロになる。
なお、この制度を選んだ後、暦年課税の適用は受けられない。
【制度の主な条件】
・住宅の登記簿床面積が50㎡以上など一定条件を満たす住宅取得のための贈与であること(※2)
・2009年1月1日~2010年12月31日の贈与(※3)
・贈与を受ける人は20歳以上
・贈与税の申告を行うこと
※1 相続時精算課税制度の贈与税に関する特別控除額。親からの財産相続時に、相続税を計算する基準となる相続財産に加えられる
※2 住宅が一定条件に合わない場合も、65歳以上の親から20歳以上の子への贈与であれば、相続時精算課税を選択できる。この場合、贈与税額2500万円まで贈与税ゼロ
※3 上記の間に贈与を受け、その翌年の3月15日までに住宅の取得費用に充てて、その日までかその後遅滞なく入居するのが条件
共有名義にする
買った家を、お金を出した人全員のモノにする(お金を出した割合に応じて共有)。
ただし、共有者は家全体を利用する権利を持ち、一人が勝手に家を売るなどはできなくなる。
借りる
親からお金を借りる方法。
ただし、「あるとき返済」や無利息では贈与とみなされるので、親子でも、キチンと借入条件を決めて借用書を交わし、定期的に返済する必要がある。
【借用書に盛り込む内容】
・お金を借りる人とお金を貸す人の名前
・お金を借りた日付
・利息(市中金利を参考に妥当な金利を決める)
・返済期間
・借りた金額
・返済の仕方(毎月返済額等)

予算が足りない分、貯蓄してから買うのも方法の一つ。
しかし、家賃を払いながら貯蓄額を増やすのは意外と大変。家計を見直して、計画的に貯めることが大切だ。
今後3年くらいを目標に住宅購入資金を貯金するなら、ハイリスクの金融商品はおすすめできない。
多少利率が低くても着実に貯められる積立貯金を利用しよう。
住宅価格相場は、景気などの影響で上下しやすいもの。せっかくお金を貯めても、住宅価格や金利が上がって買えないこともある。
貯蓄期間も物件情報のチェックは続けよう。
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