

家を買うには多額のお金が必要。また、買った後も30年近く住宅ローン返済が続く。このため若いうちからマイホームをいつ買うか考え、早めに準備を始めることが大切だ。結婚、子育て、老後……人生の先々まで考え、買いどきを見極めよう。

住まい選びの永遠のテーマ、「賃貸を続けるか、それとも買うか」。住まいに対する価値観やライフスタイルなどが関係してくるが、まずはそれぞれのメリット・デメリットを把握することが大切。今のことだけでなく、将来のこともよく考えて、自分に合った住まい方を選択しよう。


- 家賃や立地、広さなど、家庭の事情に合う家を選び、気軽に引越せる
- 固定資産税などの税金がない
- 不動産が値下がりしても損しない

- 一生家賃を払い続けなくてはならない(自分の資産にはならない)
- 不動産が値上がりしても関係ない
- 室内を自由にリフォームできない
- 家族向けの広い賃貸住宅は少ない


- 住宅ローン返済が終われば、住居費の支払いが少なくなる
- 自分の資産なので、賃貸や売却ができる
- 不動産が値上がりすればトクする可能性がある
- 室内のリフォームが比較的自由にできる

- 住宅ローン返済中は簡単に引っ越せない
- 維持管理費用や税金の支払いがある
- 不動産が値下がりすれば損する可能性がある

買うと決めたら、次に決めるのは買うタイミング。長い目で見れば、家を買う時期が早いほど住居費が安くなり、将来も安心だといえる。
しかし、何の準備もなく無理をして買ってしまうと、後の生活に負担がかかることもある。現在の貯金や年収、年齢をもとに、自分にとっての住まいの「買いどき」を見極めよう。
早めに買うのがおトクで安心な理由
- 1.家賃を無駄に払わずに済む
- 買うまでの間に支払う家賃を考えてみよう。
たとえば、家賃10万円を5年間払う場合600万円になる。早く買えば家賃の負担がなくなり、長い目で見てトクすることが多い。
- 2.老後の負担が少ない
- 住宅ローンの返済期間は最高35年が一般的だが、購入時の年齢が高いと、定年退職後も住宅ローンの返済が続くことに。買う時期は、定年までの期間も考えて決めることが大切。
- 3.毎月返済額を安くできる
- 住宅ローンの毎月返済額は、返済期間が長いほど安くなる。定年退職前にローンを終わらせる場合、若いうちに買うほうが返済期間を長くでき、毎月返済額も安くできる。
買うのを数年待ったほうがいい人
- 1.将来、確実に年収が上がる
- 将来年収が上がれば、より高い家が買える可能性もある。
ただし、価格や金利の上昇で思い通りにいかないことも。物件情報を常にチェック、いつでも買える体制を整えておこう。
- 2.ほとんど貯蓄がない
- 住まいの購入には、「購入諸費用(税金等)」と「入居費用(引越し代等)」がかかる。諸費用ローンもあるが住宅ローンより金利が高い。
このローンを利用する分、購入予算が下がることもある。最低でも諸費用分のお金を貯めてから購入しよう。
- 3.車など、他のローンを返済中
- 現在、車のローンなどがある場合、住宅ローンの借入可能額が減ることもある。金利は、住宅ローンが最も低いので、先に他のローンを完済してから家を買う計画を立てよう。
- 4.転職したばかりで収入が不安定
- 住宅ローンの返済を続けるには、長期間にわたって安定した収入を得なくてはならない。転職後しばらくは、将来の収入がどの程度になるか予測しにくいケースが多い。新しい職場で実績を積み、収入の将来像が見えてから、住まいの購入を決断するのがおすすめ。