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家相では鬼門に次いで気にされることの多い「張り」と「欠け」。簡単にいってしまえば、建物の凹凸部分のことです。そして、この凹凸がある方角によって、「東の欠けは事業に失敗する」「東南の張りは出世する」などの吉凶につながる、家相の重要なポイントといわれています。しかし小池先生は「そんなもので、人生が左右されるはずがない」と一蹴。むしろ問題なのは、張りや欠けによって生じる耐久性や耐震性、防犯性の低下です。
屋根の形が複雑になり、防水処理の難易度が増したり、日陰となった部分の土台が湿気で傷んだりすることで耐久性は低下します。これは、建てた後のメンテナンスにも大きく関わってくる話。予想外の出費も考えられます。また、建物の小さな凹凸部分は大きな地震のときの耐震性が低くなりがちです。加えて、凹凸部は死角になりやすく、不審者の侵入を容易にしてしまいがちです。現代では建築技術や防犯システムが発達しているので、必要以上に神経質になる必要はありませんが、安全で長持ちをする家を目指すなら凹凸の少ない真四角がベストであることを教えてくれます。
●張り・欠けの定義
一辺の1/3以下の出っ張りは「張り」。それ以上の出っ張りは反対側の「欠け」となる。吉方位の張りは吉を強め欠けは吉を弱め、鬼門、裏鬼門の張り・欠けは凶を強めると考えられてきた

ある程度家相の考え方が分かったら、いよいよゾーンニングです。右ページの部屋の特徴を知ることで、提案されたプランの方位が適当なのかを知り、もし不向きなゾーンがあれば、対策を考えることができます。凶とされる方位でも、原因となる暑さ、寒さ、湿気を防げば問題は起こりにくくなります。すべての部屋に風が通るよう、窓の大きさや位置なども調整が必要。住まいの熱の流入、流出は窓が一番大きいので注意しましょう。特に鬼門、裏鬼門の位置に大きな開口部がある場合は対策をしたほうがいいでしょう。
●方位の特徴によるゾーンニング例
どんな家にしたいのかを考えて、テーマに沿った部屋を東南に配置するといいようです。子育て中心なら、リビングや子ども部屋を吉方位の東南に。「東南に○○があるからいい家」とプラス思考で考えることが大切です
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