不動産・住宅サイト SUUMOトップ >> 中古住宅基礎知識 > 注目の中古 達人の見極め術



手ごろな価格で買えるということは、中古物件の大きな魅力だ。少ない予算でも手が届くので、「賃貸の時より月々の負担が減った」という人も多い。予算に余裕があれば、新築に比べて価格が安い上にもっと広い物件、便利な立地の物件も狙えるので、希望条件をかなえやすいという側面もある。


中古物件は築年の古いものから比較的新しいものまで、物件量が豊富にある。駅に近い場所から自然豊かな場所まで、立地条件もそれぞれに違う。つまり、選択肢が多いということ。だから、勤務先に近いとか、子どもの学校に近いといった家族の優先条件に合った住まい探しがしやすいというわけだ。


中古物件を買って、自分好みにリフォームをするという人が増えている。家族構成によって間取りを変えるなど自分たちが暮らしやすいようにしたり、床や壁を好みのテイストに変えたりと、予算に応じて手を加えることで、ありきたりの住まいではない、オンリーワンのマイホームを手に入れることができるのだ。


中古と迷って新築を選んだ人は、家の外と中の美観を気にして購入をやめたケースが目立つ。しかし、中古物件の中には、リフォームがされて新築同様にきれいな物件も数多い。そういった物件は、価格の面からの納得度が新築よりも高いはず。そんな出会いチャンスは、やはり物件を見学するところからはじまるのだ。




「最初は生活感覚で、全体の印象を確認しましょう」とホームインスペクターの大久保さん。不具合のサインとなる違和感は、プロでなくても感じるもの。次に細かい点を確認していくが、目線の範囲でチェックしがちなので、上を見ることを忘れずに、とのこと。

「まず、家全体を見た時に、第一印象の良し悪しは見学する上で大切な判断材料です。」(大久保さん)最初に感じた違和感が、のちのち細かく見学する中で不具合をみつけることも。「この家の様に古い家でもきちんと管理されている物件は、第一印象も良いですよ」(大久保さん)


「中古の場合、外壁や基礎部分に、ひび割れなどのクラックや雨漏りによるシミがないか、確認します」(大久保さん)。かなり大きなクラックや、複数の面にたくさんのクラック、外壁から基礎部分を上下につなぐクラックがある場合などは要注意。雨どいは、特に見上げた場所に、大きなシミがあったりシミが何重にも重なっていたりすると、雨漏りのサイン。建物に直接影響することは少ないが雨どいに詰まりが起きている可能性がある。「目線より高い位置にある箇所は見落としがちなところ。忘れずにチェックを」(大久保さん)。窓などの開口部の四隅はクラックが入りやすいので、全体を見て窓まわりだけなら、それほど気にしなくてもよいとのこと。


屋根は意外に近くからは見えにくいもの。周囲で屋根が見える場所を探そう。双眼鏡を持参すると、遠くからでもよく見える。見るポイントは、「屋根全体を見た後、瓦の割れや目立つ汚れ、変色がないかを確認しましょう」。変化の原因が劣化による場合、屋根材そのものの耐久性の低下につながりやすいとのこと。


足元のポーチと建物の基礎との継ぎ目にも注意しよう。「ポーチは人の重さだけですが、基礎は建物の重さがかかるので、ポーチより沈んでしまうことがあります」。その結果、継ぎ目に亀裂が入ったり、ズレが生じたりしているなら危険信号だという。


外壁を配管が貫通している部分も、チェックポイントだ。この事例では、浴室の給湯器が外壁を貫通して配管されている。「接続部分に隙間がないかを確認します。隙間があると、防水層が切れて、雨が入りやすくなります」

不動産・住宅サイト SUUMOトップ >> 中古住宅基礎知識 > 注目の中古 達人の見極め術
注目の中古 達人の見極め術|住まいの最新記事やノウハウ情報を探すならSUUMO住まいのお役立ちノウハウ