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1階の天井は外壁側の部分を、屋根の下になる2階の天井は全体を確認していこう。「天井を見上げることはあまりないので、住んでいた人が気づいていない不具合が見つかることもあります」(大久保さん)。小屋裏や天井裏が見られる場合は、天井板を上げてのぞいてみよう。
「雨漏りのシミが、見上げたところにないかを確認します」。上にシミがある場合、その下にもシミがあれば間違いなく雨漏りのサイン。放置していると木が腐食するので、早めの補修が必要となる。


キッチン、洗面所、浴室、トイレなどの水まわりは、チェックポイントが多い。まず水を流してみて、水の出具合や排水がスムーズか確認。「その際に、異常な音やにおいがしない かも確認しましょう」
次に配管まわりを見て、漏水の跡がないかそれぞれの箇所で確認しよう。漏水は板のシミや浮きとして表れるとのこと。また、築年の古い中古物件の場合、ユニットバスでないことが多く、浴室がタイル貼りの場合も。タイルに亀裂や隙間がないかなども確認しておきたい。


エアコンを使いたいとか、パソコンを使いたいなど、自分の生活をイメージして、電気や電話、インターネットやテレビの配線を確認しよう。一戸建ての場合、天井裏などを使えば配線工事がしやすいが、マンションの場合は制約がある可能性もあるので要注意。

床下収納がある場合、居住者の許可がもらえれば、収納庫をはずして床下をのぞいてみよう。「ポイントは、土が乾いているかどうかです。手の届く範囲に木部があれば触ってみて、湿っていないか確認しましょう」。床下が濡れていたり、湿っていたりすると換気が十分にできていない可能性がある。


優良ストック住宅とは、住宅メーカー9社による優良ストック住宅推進協議会(スムストック)が定義したもの。住宅履歴情報を備えていること、建築後50年以上にわたる長期点検・補修制度に則って点検や補修が実施されることなどが条件となっている。




マンションの場合でも、室内のチェックポイントは一戸建ての場合とそれほど違いはない。最大の違いは、共同で建物を所有し管理すること。つまり、管理の良し悪しを適切に見極めることが、重要なポイントとなる。

居住者の多くが利用するエントランスやエレベーター、郵便ボックス、ゴミ置き場、駐輪場などは、管理の良し悪しが出やすいところ。きちんと掃除がされているか、住民向けの掲示板には古いものが貼られていないかも参考になる。


防犯性の高さは、マンションのメリットになる。築年の古いマンションではオートロックになっていないこともあるが、防犯カメラを設置したり、人の出入りを管理事務室から確認したりといった監視機能があるかどうかも確認しよう。



中古物件の場合、現地見学の際に多くの情報を入手できる。ただし、「傷みや不具合があるからダメということではありません。リフォームをするのか、どの程度の予算をかけられるかなどを合わせて考えるのがよいでしょう」(大久保さん)。つまり、リフォームをするかしないかを考えることで、見学する物件も変わってくる。見学の際は3タイプの中古物件をみにいってみよう。


取材/山本久美子 撮影/大西尚明
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