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最近は新築でも完成済みで販売しているケースが増えましたが、中古なら確実に建物の実物を見ることができます。日当たりや眺望、隣の家がどのくらい接近しているかなどを確認できるので、買ってから「こんなはずじゃなかった」という失敗も防げるでしょう。天井の高さや柱の出っ張り加減など、空間の広さやサイズも分かるので、手持ちの家具などを置けるかどうかも確認できます。
中古住宅は建ててから年月がたっているので、不具合や欠陥が出ていないかどうかもチェックが可能です。天井や壁のシミなどで雨漏りしていることが分かったり、ゴルフボールを床に置いて傾いていないかといったことも調べられます。心配な場合は建築の専門家などに検査を依頼してもいいでしょう。
物件の資産価値という観点からも、中古住宅にはメリットがあります。資産価値が高い住宅とは将来の値下がりがしにくいといった意味ですが、前述のように新築住宅の価格には売主の利益などが含まれるため、築後10年間程度は値下がり幅が大きくなる傾向があるのです。
では中古住宅にはどんな特徴があるのか、不動産調査会社の東京カンテイ市場調査部上席主任研究員・中山登志朗さんは次のように話してくれました。「もちろん中古住宅も築年数がたつにつれて値下がりしますが、価格水準が安いので下落する幅は新築よりも小さいでしょう。立地によっては築年数の経過に関係なく価格が下がらないエリアもあります」。エリアが選びやすい中古住宅なら、資産価値の高い物件を手に入れやすいわけです。
住宅を買うときには自分や家族が安心して幸せに暮らせるかどうかが最も重要ですが、前出の中山さんによると「『資産』としても良好な水準にあるかどうかを確認する必要がある」とのこと。「人気があるエリアか、住環境が整っているかなどを確認するには、家賃相場を基準にするとよいでしょう。資産価値が維持される要素が整っているエリアでは、家賃が高めになるからです」
また、住宅価格と家賃相場の推移を示した下のグラフでも分かるように、価格が下落している時期でも家賃はさほど下がらないか、逆に上がっているエリアもあります。つまり今の価格下落時期に中古住宅を買うことは、人に貸すときにも有利に貸せる可能性が高いといえます。
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