2000年代前半のマンションは設備や管理が今の新築なみに進化していることは前述のとおりだ。では、それらの物件を中古で買ってもソンはしないのだろうか?
「2000年代前半は立地条件に恵まれた都心でマンションが多数供給されました。しかも専有面積が広めなので、生活快適性が高いといえます。またタワーマンションは地域のランドマーク的な物件が多く、中古市場でも価格が下がりにくいのです」(中山さん)
生活快適性が高く、資産価値が落ちにくいエリアに立地していれば、中古で買ってもソンはしないといえるだろう。
賃貸か購入か迷っているなら、希望エリアの賃料相場もチェックしてみよう。下の表は2000年代前半の中古マンションを買った場合の住宅ローン返済額と家賃相場を、地域別に比較したものだ。どの地域もローン返済額が家賃を下回っている。つまり2000年代前半のマンションを買えば、人に貸したときに返済額以上の家賃が期待できるというわけ。
「人々が『ここに住みたい』と思うニーズが強いエリアは、家賃も高くなります。逆に言えば家賃の高いエリアでマンションを探せば、資産価値が下がりにくい物件を見つけやすいのです」(中山さん)
こうしてみると、2000年代前半に分譲された中古マンションが、狙い目であることが分かるだろう。設備や仕様は今の新築マンションと遜色なく、広さはむしろゆとりがあるケースが少なくない。物件数が豊富で、供給が低迷する新築より探しやすいエリアも多そうだ。
なにより、資産価値を維持しやすい立地条件の物件が多い点が魅力だ。新築や賃貸にこだわるあなたも、これからは中古にも目を向けると理想の住まいに近づけるかも。
※本記事はデータと取材を元にSUUMO編集部が見解を書いた記事です。物件の特徴は必ずしも上記にあてはまるとは限らないので、希望の物件が見つかったら、設備、仕様、管理など不動産会社に必ず詳細を確認して下さい。













