イマドキ大学生の一人暮らし事情を調査 間取りはどのくらい?家賃はいくら? 2022年度版

最終更新日 2024年03月27日
イマドキ大学生の一人暮らし事情を調査 間取りはどのくらい?家賃はいくら? 2022年度版

来年春から大学生になる人必見! 部屋探しの重視条件や入居物件の間取り・広さ、家賃など現役学生にリアルな賃貸生活事情を聞きました。これからの一人暮らしの参考に、まずはチェックして部屋探しの参考にしましょう。

部屋探しの重視条件は?

最も重視したのは「通学時間」。続いて「最寄り駅からの時間」や「路線・駅やエリア」

アンケート調査の結果、通学時間や生活利便性を重視している学生が多い
通学時間や生活利便性を重視している学生が多い

部屋探しの際に重視したのは「通学時間」という人が7割を超え、「最寄り駅からの時間」「路線・駅やエリア」も5割を超える結果に。これらの結果から、通学の便がいいほかに、朝は少しでも長く寝ていられる、通学にかかる交通費が節約できるなどの利点がある学校の近くに住みたい人が多いことが読み取れる。また、大学近くは学生向けの賃貸物件が集まる傾向があり、一人暮らし用の間取りや家賃が抑えめの物件も多い。また、学生向けの飲食店や夜遅くまで営業しているコンビニなどが多い街なら、生活利便性も高いだろう。間取りや面積(広さ)はどちらも3割程度で、居室の間取りや面積よりも、学校に近いか、生活利便性があるかのほうを重視していることがわかる。

部屋探しの重視条件の学生回答結果
引用元:部屋探しの重視条件(2022年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査/SUUMOリサーチセンター)(図版作成/SUUMO編集部)

今住んでいる部屋の間取りと面積は?

選んだ間取りで多いのは1K。ワンルームと1Kだけで81.4%を占める

1Kとワンルームは学生人気が高い
1K+ワンルームはやっぱり学生人気が高い

次に、現在の学生がどんな部屋に住んでいるかを見ていこう。選んだ間取りのタイプは1Kが最も多く47.6%、次に多いワンルームを合わせると8割を超える結果となった。1Kとワンルームなら、部屋の中にキッチンがあるワンルームより、キッチンが居室から独立している1Kを好む人が多いようだ。賃貸物件の仲介をする管理会社が「学生向け」としてオススメするのは1Kかワンルームが多く、家賃も学生にとって手頃なことが多い。ダイニングとキッチンが分かれている1DKは11.3%で、居室は1つあればよく、ダイニングはあまり必要とされていないようだ。

入居後の部屋の間取りについての学生回答結果
引用元:入居物件の間取り(2022年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査/SUUMOリサーチセンター)(図版作成/SUUMO編集部)

広さは20~30m2未満がボリュームゾーン

部屋の広さは20m2~30m2がボリュームゾーンで51%を占めた。これは、国土交通省が定める一人暮らしに最低限必要な居住面積(最低居住面積水準)の25m2と合致する。一人暮らしに必要なシングルベッドやテレビ、洋服をしまうチェストや本棚など、最低限の家具を置ける広さといえるだろう。30m2なら、一人暮らしであれば広さに余裕を感じるかもしれない。学生全体の平均の広さは22.9m2だが、20m2未満も26.7%いて、狭いながらもやりくりをする学生が一定数いることがわかった。

参考
厚生労働省:住生活基本計画における居住面積水準

入居物件の面積の学生回答結果
引用元:入居物件の面積(2022年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査/SUUMOリサーチセンター)(図版作成/SUUMO編集部)
SUUMO(スーモ)学生版

入居後物件の家賃は?

家賃は5~7万円未満が約半数

家賃は5~7万円の価格帯が多い結果に
家賃は5~7万円の価格帯が多い結果に

さて、気になる家賃はどのくらいが相場なのだろう? 調査結果で最も多かったのは、5万~7万円未満で52.0%。次いで7万~10万円未満で26.3%、5万円未満は16.0%しかいなかった。学生の平均は65,190円となった。学生なので家賃は親が負担という人が多く、10万円以上という人はわずか5.7%だった。
これらは首都圏での結果だが、首都圏内でもエリアや物件によって家賃は大きく異なってくる。それを前提に、住みたい場所の不動産屋に相場観などは聞いてみるといいだろう。あらかじめ家賃の予算が決まっている場合は、それも伝えると予算内に収まる価格帯の物件を探してもらえるはずだ。

入居物件の家賃の学生回答結果
引用元:入居物件の家賃※管理費は除く(2022年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査/SUUMOリサーチセンター)(図版作成/SUUMO編集部)

次に引っ越すときは(も)絶対欲しい設備は?

次に引っ越す際に絶対に欲しい設備を聞いてみると、6割以上の人が独立洗面台とエアコンと回答した。それぞれ61.9%、60.5%で僅差の結果となった。3位は24時間出せるゴミ置き場で51.3%、4位は2コンロ以上で48.2%、5位は宅配ボックス48.0%だった。

次に引っ越すときは(も)絶対欲しい設備の学生回答結果
引用元:次に引っ越すときは(も)絶対欲しい設備は?(2022年度賃貸契約者にみる部屋探しの実態調査/SUUMOリサーチセンター)(図版作成/SUUMO編集部)

独立洗面台が61.9%でトップに

特にワンルームは、風呂、洗面台、トイレ(または風呂、洗面台)が一緒になったユニットバスが多い。ユニットバスは収納が少なく、湿気でカビが生えやすくなることもあり、独立洗面台で身だしなみを整えたい人が多いようだ。独立洗面台なら収納がある上に浴室の湿気を気にせず使用でき、電源が付属している場合が多いのでドライヤーが使用できるメリットもある。

学生人気が高い設備第1位の独立洗面台
人気が高い設備第1位の独立洗面台(画像/PIXTA)

エアコンは僅差で2位に

エアコンが部屋に備え付けられていない場合、まず管理会社を通じてエアコンを新たに設置していいか確認した上で新しいエアコンを設置する必要がある。エアコン代に加え取り付け費用もプラスされ、住む側の負担が大きくなるため、初めから設備としてエアコンが備え付けられている物件を希望する人は多い。賃貸借契約書の設備欄に「冷暖房設備あり」となっている場合には、エアコンの取り付け費用を大家さんや管理会社が負担してくれるケースがあるので、事前に確認してみよう。住んでいる間にエアコンが壊れた場合も、「冷暖房設備あり」の物件では修繕費用を大家さんか管理会社が負担してくれるので、勝手に修理せず、必ず連絡を入れるようにしよう。

3位以下は「24時間出せるゴミ置き場」51.3%、「2コンロ以上」48.2%、「宅配ボックス」48.0%と続く。なくても生活はできるが、あると便利なものが3位以下に続く結果となった。

学生人気が高い設備第2位のエアコン
人気が高い設備第2位のエアコン(画像/PIXTA)
SUUMO(スーモ)学生版
まとめ

学生の部屋選びの決め手は通学時間、続いて駅からの時間や沿線・駅やエリアを重視

間取りは1Kとワンルームで8割を超え、広さは20~30m2未満が主流

家賃は5~7万円が約半数、欲しい設備は独立洗面台とエアコン

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監修/SUUMO編集部
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