買い替えの成功は売却にあり

09年09月16日
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売却で気になるQ&A

「売却が先」の買い替えフローを確認してみよう 「売却が先」の買い替えフローを確認してみよう
査定依頼

Q1.まだ具体的じゃないけど査定依頼してもいい?

A.

もちろんOK。「買い替えを検討しているが、自宅がいくらで売れるかのめどをつけてから具体的に検討したいなど、査定依頼のレベルは千差万別ですね」(石井さん)。おおまかな査定額が知りたい人はまずは電話で、エリアや築年数などを伝えて、過去の成約事例をもとにした簡易査定をしてもらおう。さらに具体的な数字を知りたい人は訪問査定へ。営業担当者が実際に物件を見学し、建物や設備の調査、役所や法務局での確認もするので、査定の精度も高い。また、一戸建てはマンションに比べ個別要因が強いので、こちらも具体的に知るなら訪問査定がオススメ。

1800万円で売却した場合

Q2.売却にかかるお金って?持ち出しは少ないほうが…

A.

売却にかかる諸費用としては、主に印紙税、仲介手数料、抵当権抹消費用など。物件の諸条件にもよるが、下記の例のようにざっくりと売却額の3~4%程度かかるとみておきたい。また、売却損が出た場合は、その損失額を所得と相殺し、所得税と住民税の節税ができる制度がある(下記「買い換えの譲渡損失繰越控除って?」コラム参照)。少し複雑な仕組みだが、不動産会社に聞けば詳しく教えてもらえる。

Q3.年明けには新居がいい!どのくらいの期間がかかる?

年明けには・・・A.

物件にもよるが、平均して1~2ヵ月程度での売却(成約)が一般的といえる。ただし、「人気駅で広さのある物件は1日で成約になるケースも。立地やスペック次第ですね」(後藤さん)さらに、「市場動向に合ったストライクゾーンの価格であれば、今なら2、3人買い手がつくことも」(石井さん)と価格の妥当性も売れ行きに影響するようだ。買い替えするなら「主に休日に活動する場合、書類の準備、買主の見学、売買契約などで拘束されることを考えると、たとえば来年3月新居への引っ越し希望なら、今から査定依頼しても早すぎることはありません」(後藤さん)

Q4.売れなかったら… ちゃんと宣伝してくれる?

情報誌 A.

不動産会社は、媒介契約にもとづいて、「レインズ」(※1)への物件登録や、書面による定期的な報告義務などを行うと同時に、情報誌への掲載や地域ネットワークを生かした活動を行う。さらに、「市場の動向を見て価格調整しながら売却を促進します」(石井さん)。各社、買取保証などのサポート体制もあるので、心配なら不動産会社に聞いてみよう。また、販売活動に強い会社を見分けたい人は、タウンズ(※2)に中古物件を多く掲載しているかもひとつの目安になる。「マンション、一戸建て、それぞれに強い会社も分かりますよ」(後藤さん)
※1 国土交通省が運営する不動産情報流通システム
※2「タウンズ」は2009年8月19日から「スーモマガジン」になりました

Q5.買い替えの場合、「売却」と「購入」どっちが先がいい?

ご成約A.

購入先行では、「たとえば、購入希望物件に停止条件がついている場合、売却のめどが立たないとローンが下りず、購入できないケースもあります」(後藤さん)など、買い替え活動には残債の問題が絡むことが多いため、どちらかといえば売却を先行させるのがオススメだ。また、先に新居を購入した場合、売却額が希望よりも大幅に下回ったり、キャンセルが発生した場合の資金繰りでピンチになるなどの可能性もある。そうしたリスクを考えると、仮住まいをしたとしても、売却金額が確定してから買いに動いたほうが安心だろう。

買い換えの譲渡損失繰越控除って?

買い替えを前提に自宅を売却し、売却損が発生した場合、買い替え先の新居で新たに住宅ローンを利用するなどの一定条件を満たすと、その損失額をほかの所得(給与所得など)と最長4年間相殺(損益通算)ができ、所得税と住民税の節税ができる。あわせて住宅ローン控除も利用できるので、実際自分のケースが該当するのか、いくらの節税や控除となるのかを不動産会社に教えてもらおう。
※税額は個々の要件で異なります

仕組みイメージ
アドバイスをもとに有利に進めよう

まずは気軽に査定依頼!我が家がいくらか知ろう

これまでの流れをまとめると、ポイントは以下のとおり。(1)今は売りやすい環境 (2)査定依頼は早めに(3)買い替えの場合、「売却が先」が安心。自分にとっての「売りどき」を見逃さないように、さっそく不動産会社で査定依頼し、リアルな現場のアドバイスをもとに有利に進めよう。

イラスト/藤波俊彦
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