トヨタT&S建設

永年にわたり高級感の続く、外観素材を希望していたKさん夫妻。正面中央茶色の「デザインPC板」は、コンクリートそ… 続きを読む

永年にわたり高級感の続く、外観素材を希望していたKさん夫妻。正面中央茶色の「デザインPC板」は、コンクリートそのものに模様を施し着色した逸品だ。タイル貼りとの組み合わせで、高級感もさらに増す。標準仕様の磁器質タイルは、汚れも付きにくく経年劣化も少ない。生産時に先付けで打ち込むので、剥がれる心配もない。夫妻の希望にぴったりだ。くわえて夫妻は螺旋階段を印象付けるために、大胆なカラーリングも考えた。しかし飽きないかなという懸念から、まずはホワイトでスタート。代わりに選んだのは、可愛い黄色いポストだった

引き戸の玄関口。ご家族の多いK邸はパパの実家の敷地内にある。さらには子供たちの友達、ママ友やパパ友などの訪問も… 続きを読む

引き戸の玄関口。ご家族の多いK邸はパパの実家の敷地内にある。さらには子供たちの友達、ママ友やパパ友などの訪問もある。とかく出入りのにぎやかなご家庭だ。そこで考えたのが、ちょこっと顔を覗かせやすい引き戸の採用。重い玄関ドアでは中庭で遊ぶ子供とごっつんこする可能性もある。引き戸なら中庭を広く使える利点もある。パッと見はドアのような色調と、スリットとアール（曲部）を生かしたデザイン。ママの発想やひらめきに基づいて、数ある製品バリエーションの中から採用した

温かいお料理が次々に出せ、クッキングワークも捗るキッチンカウンター。お弁当を作りながら、朝食を子供たちに与える… 続きを読む

温かいお料理が次々に出せ、クッキングワークも捗るキッチンカウンター。お弁当を作りながら、朝食を子供たちに与えるために設えたもの、だった。しかし当の子供たちは、テーブルで食べることがお気に入り。そこで帰宅の遅いパパのための、快適な夕食カウンターとなった。キッチンフード（換気扇）を目立たないよう造作し、そこに3箇所のポケットを設けた（画像右部）。ここに樹木やフィギュアを置いて楽しんでいるのだ。またカウンターの上部にも棚部をつくり、子供たちが乳幼児だった頃の可愛い写真を飾っている

家族が一堂に集まれば、総勢6名のＫ邸。そこでリビングルームには、大きめのローテーブルを一つチョイスした。さりげ… 続きを読む

家族が一堂に集まれば、総勢6名のＫ邸。そこでリビングルームには、大きめのローテーブルを一つチョイスした。さりげない和のスタイルである。低い家具なら天井が高く感じ、圧迫感も少ない。またモノがない分、散らかすと目立つ。すぐに片付ける習慣が根付いてきたそうだ。思わぬ効果である。リビングには左右にガラスサッシがある。中庭を見渡せるため、実面積以上に広さを感じる。セカンドリビングのような中庭の存在は大きい

わが家の設計にあたり、リーダーのママは家族みんなの希望を取りまとめた。家族一緒に住まいづくりをすると、連帯感も… 続きを読む

わが家の設計にあたり、リーダーのママは家族みんなの希望を取りまとめた。家族一緒に住まいづくりをすると、連帯感も深まる。子供たちに聞いたのは「部屋は何色にしたいか」。お兄ちゃんの好みはイエロー。元気のでる色彩である。もう一人のお兄ちゃんの部屋はブルー。海が好きだから。注目すべきは、一度照明をつけそしてスイッチを切ると天の川が浮かび上がるライト。蓄光効果のあるライトカバーだ。お兄ちゃんたちの部屋に取り付けているのだが、この天の川を眺めたくて、就寝が早くなったようだ

天蓋付きのメルヘンチックな、お嬢ちゃんの部屋。ライトピンクでコーディネートされた可愛らしいインテリアだ。お友達… 続きを読む

天蓋付きのメルヘンチックな、お嬢ちゃんの部屋。ライトピンクでコーディネートされた可愛らしいインテリアだ。お友達にも羨ましがられている。大きくなってインテリアの好みが変わることも、もちろん折込み済みだ。子供たちの希望を聞くことは、主体性を持たせ自立心を育みたいとの考えから。子供部屋の4室はすべて2階。子供たちを視界から外して、ほんの少しリラックスしたいときもある。これは子育てに追われる、ママのささやかな本音でもある

主寝室はブラウン系で、落ち着いた雰囲気を醸し出す。パパ＆ママ共に限られた睡眠時間だけは、ゆったり気分よく過ごし… 続きを読む

主寝室はブラウン系で、落ち着いた雰囲気を醸し出す。パパ＆ママ共に限られた睡眠時間だけは、ゆったり気分よく過ごしたい。目指したのは、ホテルライクなベッドルームだ。ブラウンとホワイトのコントラスト。重くなりすぎることなく、目にまぶしい色合いにもならず。このカラーバランスに、Kさんご夫婦はこだわったようだ

2階のフリースペースは、ひな祭りや子供の節句の季節になると大賑わい。何しろこの空間におひな様がでんと鎮座するの… 続きを読む

2階のフリースペースは、ひな祭りや子供の節句の季節になると大賑わい。何しろこの空間におひな様がでんと鎮座するのだ。近ごろでは、大型のひな壇など置く余裕のない住まいも多い。設計にあたり、ママはわが家のライフスタイルや志向を整理し優先順位を付けた。子供たちの成長を見守る、各節句の優先順位は高いのだ。この期間が終われば、画像横の収納部がおひな様たちの居場所。ちなみに節句に欠かせない、お寿司の桶を収納する専用スペースも設けている

2階フリースペースから螺旋階段を上がれば、見晴らしのよいルーフバルコニーだ。子供たちがこれから楽しみにしている… 続きを読む

2階フリースペースから螺旋階段を上がれば、見晴らしのよいルーフバルコニーだ。子供たちがこれから楽しみにしているのは、屋上バーベキューと夏の天体観測。パパは青空マージャンをこっそり企画しているとか。高いところが少し苦手なママも花火大会は心待ちにしている。一等席での観覧は見ごたえ十分だ。なおルーフバルコニーに上がる際の、安全対策もしっかりしている。小さな子供さんが誤って一人で足を踏み入れないように、施錠などがなされているのだ

撮影の途中に裸足でお嬢ちゃんが出てきた。リビングのサッシを開ければ、すぐに中庭だ。ブランコで一しきり遊んだあと… 続きを読む

撮影の途中に裸足でお嬢ちゃんが出てきた。リビングのサッシを開ければ、すぐに中庭だ。ブランコで一しきり遊んだあと、また戻っていった。「そんなことをしちゃダメ」を出来る限り口にしないのが、K夫妻の教育方針。子供は汚し汚れて成長するものだから。中庭には人口芝を敷いている。砂やホコリを室内に持ち込まないためのアイデアだ。コの字の凹部に作られた中庭は、出入りもしやすく近所のお友達たちとの社交場だ。K夫妻の子供たちはすくすく育っている