外観は自由度の高い白のシンプルデザイン。外側の縁側システム部分を遊ぶことで施主自らが多彩な表情をデザインできる。街並みとの調和や、時々の好みに応じたデザインスタイルが可能に
「骨の見える家」を語る上で欠かせないのが、木の特性を最大限に引き出す「ロイヤルSSS構法」。接合金物で柱や梁を緊結し、優れた強度や耐震性を備える。また金物が露出せず、木組みの味わいも特徴。さらに経年変化で木痩せするほど接合が強くなり、末永く高強度を維持する
伝統的な日本の住まいは、畳の間や土間など、様々な用途に使える空間がしつらえられ、多様な生活の器として機能していた。骨の見える家は、日本の住まいの知恵を今に活かす、フレキシブルな空間活用術として広間をご提案。生活シーンやライフステージに応じて可変する、融通の効く住まい
壁は、柱や梁を見せて納める伝統的な真壁構造をモダンにデザイン。一般的な隠す大壁とは異なり、柱などの位置が目視できるので、間仕切りの追加や取り外し、DIYでの部分補修なども簡単。また、「真壁」は構造材が常に空気に触れているので乾燥しやすく、耐久性の面でも優れている
天井の梁を格子状に組み、その間をパネル化したことで、部分的な天井変更が可能。また方眼紙のマス目の様にわかりやすくグリッド化されたことで、一般の住宅よりも、間仕切りの追加や、家具・照明器具などのレイアウトが容易に
壁と同様に、天井も梁を「見える化」するとともに「グリッド化」。暮らしの変化に合わせて自在に間取り変更できる。また補修の際、広域の大規模な工事ではなく部分補修での対応が可能に。 さらに施主自身が「ここに壁や棚をつくれば今の暮らしに合った家になるな」と具体的にイメージしながら改装できるので、常に理想の形で住み続けられる
縁側空間をスケルトン化。屋根をかければカフェテラスに。簾(すだれ)を垂らせば、癒しの半戸外空間に。床を張ればバルコニーに。壁を設ければ部屋にもなるフレキシブルな空間
「骨の見える家」は、柱や梁を隠さず、いわゆる「骨の見える化」によって、家の透明性を高めている。また、壁・天井・床の骨組を一定間隔に配置する「グリッド化」によって、区画単位での空間構成が容易に。さらに、デザインをシンプルにすることで、家の可変性を高めている
外に開くと心も開放的に。ワイワイ楽しめるアウトドアリビング。天気のいい休日。縁側を外に開くと、そこは友人や近所の方とコミュニケーションを楽しめるオープンな空間に
ウチと外の世界をつなぐ縁空間は、簾(すだれ)や屋根、植栽などの加減アイテムを使って、光・風・緑などの自然環境と程よく調和。季節や暮らし方に応じて、様々な楽しみ方が可能