土地を買うときに重視していたものは?あきらめたものは?

土地を買うときに重視していたものは?あきらめたものは?

注文住宅のスタートラインは土地探し。価格や広さ、立地など、すべてが理想通りの土地が見つかればいいが、なかなか出合えない場合も。そんなとき、注文住宅を建てた先輩たちは何を重視して購入する土地を決めたのだろう。そこで、土地を購入して注文住宅を建てた150人にアンケートを実施。その結果を見てみよう。

土地を買うときに重視していたものは?

Question1 土地を買うときに重視していたものを教えてください。

約4人に1人が「予算」、または「生活利便」を重視して購入

アンケートの結果、重視したもので最も多かったのは「予算」と「生活利便(学校やスーパーまでの距離など)」。どちらも24.7%の人が選んでいる。つまり、約4人に1人が、「予算」か「生活利便」を重視して土地を購入したということだ。

では、重視したものトップ3の、それぞれの理由を紹介しよう。

重視したもの 1位:予算
  • 「はじめに金額をきめていたから」(大阪府・33歳・男性)
  • 「借り入れのできる金額が決まっていたから」(東京都・51歳・男性)

など、土地探しの段階で予算を明確にして、その範囲内で探したことがわかるコメントがあった。

  • 「費用をできる限り抑えたかったから」(愛知県・28歳・女性)
  • 「少しでも安く済ませたいから」(大阪府・36歳・女性)

といった、とにかく土地は安くしておきたいというコメントも多かった。

  • 「老後資金をとっておきたかったから」(栃木県・54歳・女性)
  • 「子どもがまだ小さいため、無理なローンは組めなかった」(大阪府・46歳・男性)
  • 「借り入れできる総額から土地の値段があがれば、建物にかけられる費用が減ってしまうから」(兵庫県・38歳・男性)

など、土地や家づくり以外にもかかる出費を考えた結果が、予算重視につながったという人もいた。

重視したもの 1位(同率):生活利便

また、「生活利便(学校やスーパーまでの距離など)」を選んだ人で多いのは、通勤や通学、買い物などの便利さを第一に考えたケース。

  • 「子どもたちの学校への通学、自分の通勤や日常の利便性を考慮したため」(香川県・48歳・男性)
  • 「子どもの校区を変更したくなかった」(長崎県・40歳・男性)
  • 「そのときはまだ妻が運転免許を持っていなかったので」(静岡県・47歳・男性)

という理由で利便性を重視したというコメントも。自動車の運転免許の有無も土地選びに関係するようだ。

また、永住志向の強い注文住宅の場合、将来、高齢になったときのことを考える傾向もある。

  • 「これからの高齢化に向けて生活環境が便利な場所を選んだ」(石川県・58歳・男性)
  • 「高齢になり体が不自由になったときのために利便性にはこだわった」(千葉県・55歳・男性)

といったコメントがあった。

利便性の良い土地は価格が高めになりがち。「予算」と「生活利便」と、どちらの優先順位を上げるかでで迷った人も多そうだ。

利便性の良い土地は価格が高めになりがち。「予算」と「生活利便」と、どちらの優先順位を上げるかでで迷った人も多そう
重視したもの 3位:広さ
  • 「庭と駐車スペースが欲しかった」(栃木県・46歳・男性)
  • 「子どもが2人居るので、それぞれにゆったりした個室が欲しかったため」(埼玉県・41歳・女性)
  • 「犬を放し飼いにしたかった」(神奈川県・48歳・男性)
  • 「できるだけ、平屋にしたかった」(和歌山県・60歳・男性)

など、理想の家を建てるためには、広さが必要なケースが多いことがわかる。中には、

  • 「土地を2区画購入した。予算が倍になってしまった」(埼玉県・61歳・男性)

という人も。

土地を買うときにあきらめたものは?

利便性の良い土地は価格が高めになりがち。「予算」と「生活利便」と、どちらの優先順位を上げるかでで迷った人も多そう

「あきらめた条件」で多いのは「交通利便」で20.7%

さや立地、道路づけ、方角など、さまざまな希望を満たす理想の土地を予算内で探すのはなかなか大変。とはいえ、「土地を買うときにあきらめた条件はありますか?」という質問に対して、「あきらめた条件はない」と答えた人は25.3%。約4人に1人は妥協せずに土地を購入できている。
では、残りの約4人中3人の人たちは、どんなことをあきらめたのだろう。

あきらめた条件 1位:交通利便(駅までの距離など)
  • 「駅まで徒歩10分以内の土地は高くて手が出なかった」(福岡県・39歳・女性)
  • 「駅の近くに売っている土地が予算内でなかったので」(神奈川県・28歳・女性)

など、利便性の良い土地は価格が高くてあきらめた人もいれば、

  • 「家から駅までの距離は必ずしも便利ではないけれど、住環境の良さにひかれた」(大阪府・46歳・女性)
  • 「気に入った土地がどうしても最寄駅から離れていたため駅までの距離は遠い」(神奈川県・33歳・女性)
  • 「高台を希望したから」(高知県・36歳・男性)

というように、利便性よりも住環境の良さや好みを優先させた人も。また、

  • 「車があるから」(北海道・40歳・男性)
  • 「自転車を使えば、行けるので」(滋賀県・35歳・男性)

など、移動手段や駅への距離はあまり気にしていない人も見られた。

「高台を希望したから」(高知県・36歳・男性)というように、利便性よりも住環境の良さや好みを優先させた人も
あきらめた条件 2位:広さ
  • 「予算を考えるとその大きさしか購入できなかった」(愛媛県・38歳・女性)
  • 「最寄駅からの近さを優先した」(福岡県・52歳・男性)

など、予算や交通利便性を優先させた結果、広さのほうをあきらめることにした人が多い。

また、土地探しはタイミングや運も重要。探しているときに、希望の広さの土地が売り出されているとは限らない。

  • 「時期と場所的な制限をつけていたので、ほかには選択の余地がなかった」(千葉県・58歳・男性)
  • 「売りに出ていた土地が少なくて選べなかった」(栃木県・36歳・男性)
  • 「理想はもっとあったけど、一年探してみて思ったものが出るとは思えなかったし、これ以上良いのもなかなかないと思った」(愛媛県・33歳・男性)

など、時期やエリアにこだわった結果、広さは妥協したという人のコメントも多くあった。

あきらめた条件 3位:予算
  • 「設置道路が南にあるところがよかったが高かった」(東京都・45歳・女性)

など、予算よりも他の条件を優先させたことが、予算オーバーにつながっている。しかし、

  • 「予想外の駅近の土地がたまたま見つかったので、予算よりかなりオーバーしてしまった。が、納得している」(東京都・48歳・男性)

と、予算オーバーはしたものの結果的には良かった、というケースも。

まとめ

アンケートの結果とコメントからは、土地購入の際には「予算」や「生活の利便性」を重視する人が多いこと、すべての希望がかなわない場合は、優先順位の高い希望に合う土地を選んでいることがわかった。

100%希望通りの土地が見つかり予算内で購入できるのがベストだが、それが難しい場合、自分の中で土地への希望の優先順位をつけることが大事。どうしてもゆずれないこと、あきらめてもいいことを整理しておけば、いちばん理想に近い土地を手に入れることができ、満足度の高い家づくりができそうだ。

構成・文:田方みき イラストレーション:つぼいひろき
2016年11月30日
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