お金と暮らしで比較 家の買い時は?お金で比較編

お金と暮らしで比較 家の買い時は?お金で比較編

「いつかはマイホーム」と思っていても、なかなか踏み切れない人は多いもの。果たして、いつが買い時なのか。例えば、今買うのと3年後に買う場合で、どちらがおトクなのだろう。お金の面から比較してみよう。お金の専門家、ファイナンシャルプランナーの中村真佐子さんにお話をうかがった。

40年間の総住居費が安いのは?

30歳から70歳までの40年間でかかる住居費はどちらがおトク?
3000万円の家を買う場合、今買うのと3年後に買う場合で比較してみよう。

総住居費で考えると「今買う」が安い!

今VS3年後の総住居費比較
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今買うのと、3年間、賃貸に住みながら頭金を貯めて買うのとではどちらが得なのか。40年間の総住居費で比べてみると、今買ったほうが約160万円安く済むことが分かった。「3年間で頭金を増やせば、住宅ローンの負担は軽くなりますが、家賃を支払いながら、貯蓄をすることに。今住んでいる賃貸住宅の更新があれば、その分の出費もかさみます」(中村さん、以下同)。また、3年後に買うと住宅ローンの完済も遅くなり、定年を過ぎてしまう可能性もある。

3年後に「物件価格」「金利」「消費税」が変わったら?

時代に合わせて変化する住宅取得の環境。そこで、影響の大きい「物件価格」「金利」「消費税」の3つのポイントが変わった場合の、今と3年後を比較してみよう。

総住居費で考えると「今買う」が安い!

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先を読むより今買うほうがおトクなケースが多い

価格や金利は買い時を見極める大きな要素。例えば、3年後に価格(相場)が下がるなら、待ったほうがおトク。ただし、今は購入者に有利な低金利時代。0.3%でも上がれば、40年間の総支出は約300万円増えてしまう。2年後に予定される消費税増税の影響も大きい。「過去の例では消費税アップの直前は駆け込み需要の物価上昇に連動し住宅価格も上がる。東京五輪の影響での住宅資材の値上がりも気になります」

※試算条件/夫30歳、妻30歳、子0歳、年収500万円 [今買う場合]購入価格3000万円、頭金300万円、諸費用90万円、住宅ローン借入額2700万円(金利1.2%・元利均等・35年返済)、管理費等(月額)2万円、固定資産税・都市計画税(総額)384万円、住宅ローン控除・すまい給付金(総額)231万円[3年後に買う場合]住宅賃料(月額)8万円(共益費含む)、更新料(1回)8万円、購入価格3000万円、頭金480万円、諸費用90万円、ローン借入額2520万円(金利1.2%・元利均等・35年返済)、管理費等(月額)2万円、固定資産税・都市計画税(総額)355万円、住宅ローン控除・すまい給付金(総額)228万円。物件価格、金利、消費税の増減比較は、上記の[3年後に買う場合]をもとに条件に応じて試算

金利1%の差で買える額は変わる!

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家の予算は収入から無理なく返せる額を割り出すのが鉄則。中村さんは「住宅ローンの年間返済額が手取り年収の2 0 % 以内が目安」という。金利が上がれば、当然、返済額も増えて買える額(借入可能額)に差が出る。1%上がるだけで買える額は約370万円下がってしまう。昨年秋から「フラット35」の金利が上がり始めていることからも、決断するなら早めがベターだろう。

※試算条件/頭金300万円、年収(手取り)500万円、元利均等・35年返済、年収負担率20%

今回は、お金の面から「今」と「3年後」を比べ、家の買い時を考えた。自分の予算の資金計画に合わせて、今回取り上げた「物件価格」「金利」「消費税」などの観点で、比較してみるのもいいだろう。そして、マイホームの購入は、お金の面と、子どもの成長など暮らしの面の両面から判断することが大切。ライフステージに応じた購入のポイントを解説した、下の関連記事も合わせてチェックしよう。

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今回アドバイスしてくれた専門家
お金の専門家 中村真佐子さん

ファイナンシャルプランナー。優益FPオフィス所属。住宅ローンや教育資金相談を得意とし、子ども2人の子育て経験をもとに主婦の視点からの分かりやすいアドバイスに定評がある

構成・取材・文/上島寿子 イラスト/加藤陽子
公開日 2017年06月06日
最終更新日 2017年07月21日
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