あなたの買える額はどのくらい? 買える価格を上げるには?

あなたの買える額はどのくらい? 買える価格を上げるには?

気に入った物件が見つかったけれど、買える価格より数百万円高かった……。そんなときは、住宅ローンの「借入額」または「頭金」を増やせないか考えてみよう。ここでは、できるだけ家計に負担をかけず「買える価格」を上げるテクニックを紹介。

借入額を増やす

買える価格を上げるためには、「住宅ローン借入額」と「頭金」のどちらかを増やす必要がある。まず最初に、借入額を増やす方法から考えよう。

PLAN1 毎月の返済額を増やす
PLAN1 毎月の返済額を増やす

家計全体を見直し、ほかの出費を削って住宅ローンの返済額を増やせないか考えてみよう。家計を見直して毎月の返済額を1万円増やせれば、借入額を約300万円増額できる(金利2%、35年返済の場合)。見直し効果が高いのは、車の所有や生命保険、電話やインターネット、新聞などの通信・情報費、外食費など。何気なく払っているお金は本当に必要なものなのか、じっくり見直してみよう。

PLAN2 ボーナス時の返済を増やす

住宅ローンは年2回、ボーナス月などの返済額を増やせる(ボーナス時加算)。例えば、ボーナス時加算額を10万円に設定すると借入額は約500万円アップ(金利2%、35年返済の場合)。ただし、ボーナスの支給額は景気や会社の業績に左右されやすいので、ボーナスが減ったとしても余裕をもって返済できる金額にしておこう。

PLAN3 返済期間を延ばす

住宅ローンの返済期間は最高35年が一般的。これより短くしている場合、返済期間を延ばすことで、毎月返済額は同じまま借入額の増額ができる。ただ、返済期間を延ばすとローンの完済が定年退職後になってしまう場合は、老後のリスクが高くなる。将来、子どもの独立などで生活費が減ったら、繰り上げ返済をして期間短縮する計画を立てておこう。

PLAN3 返済期間を延ばす
※金利2.0%の例。毎月返済額が10万円なら返済期間は30年から35年に。すると借入額も2710万円から3020万円と約310万円増える。

頭金を増やす

PLAN1 親や祖父母に相談する(贈与・借入)

親や祖父母から住宅購入資金の援助を受けるのは、いまや珍しい話ではない。例えば500万円援助を受け、住宅ローンの借入額を増やさずに済めば、利息分約195万円節約できるのだ(※)。親からの資金援助を受ける方法には、「贈与を受ける」、「借りる」の2つがある。詳しくみていこう。

※金利2.0%、35年返済のケース

(1)贈与してもらう

親や祖父母などから一定以上の金額をもらう(贈与を受ける)と贈与税がかかる。しかし、2014年中に贈与をうけて家を取得(購入・新築・増改築等)すれば、贈与額500万円まで贈与税がゼロ(非課税)になる制度などもある(※)。

※住宅取得等資金の贈与税の特例/省エネ性、耐震性の高い住宅は1000万円まで非課税

(2)借りる

親からお金を借りる方法。ただし、「あるとき返済」や無利息では贈与とみなされるので、親子でも、キチンと借入条件を決めて借用書を交わし、定期的に返済する必要がある。

【借用書に盛り込む内容】
・お金を借りる人とお金を貸す人の名前
・お金を借りた日付
・利息(市中金利を参考に妥当な金利を決める)
・返済期間
・借りた金額
・返済の仕方(毎月返済額等)

(3)共有名義にする

買った家を、お金を出した人全員の所有にする(お金を出した割合に応じて共有する)方法。つまり、マイホームを親と共有することになる。共有者は家全体を利用する権利をもち、1人が勝手に家を売るなどはできなくなる。

PLAN2 貯蓄額を増やす

頭金が少ない場合、ある程度貯蓄してから買うのも方法の1つ。家賃を払いながら貯蓄額を増やすためには、家計を見直して計画的に貯めることが大切だ。
また、住宅購入資金を貯めるなら、ハイリスクの金融商品はお勧めできない。多少利率が低くても着実に貯められる商品にしよう。

買える価格を上げるなら、リスクへの備えも考慮した方法を選ぶ

住宅ローンの条件を見直して「買える価格」を上げる場合、何らかのリスクをともなうことが多い。リスクの大きさとそれに備える方法も考えたうえで決断しよう。また、これから貯蓄して頭金を増やしてから買う場合、景気などの影響で金利や住宅価格が上がってしまうと、せっかくお金を貯めても希望の家が買えないこともある。貯蓄期間も金利や物件情報のチェックは続け、気に入った物件が出たら不動産会社などに相談するようにしよう。

文/森島薫子、イラスト/アサミナオ
公開日 2014年12月17日
最終更新日 2016年07月20日
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