「シングル」「DINKS」「ファミリー」と、ライフステージ別に住みたい街を調査したランキング。ファミリー1位は「吉祥寺」。各属性のなかで唯一、総合ランキングと同様の結果になった。一方、「シングル」「DINKS」で1位だった「恵比寿」は4位と苦戦。トップ10全体を見渡しても、子育て世帯は都心の利便性より、よりよい住環境を重視する傾向が見てとれる。
現に1位「吉祥寺」、2 位「横浜」だけではなく、「武蔵小杉」や「中目黒」、「自由が丘」といった、適度に自然があり、穏やかな住環境を有する街が上位を占めている。一方で、「品川」は昨年の11位から3位に飛躍。
注目は昨年19位から7位に上昇した「大宮」。言わずと知れた埼玉の中心都市は商業・鉄道交通の利便性が高く、学校や病院なども充実。家族で住むのに適した街と言えそうだ。また、大宮駅周辺では再開発も計画されており、ファミリー層から熱視線が注がれている。10位以下のランキングにも、ファミリーならではの視点が垣間見える。「藤沢」「浦和」「海老名」「新浦安」「つくば」など郊外でも充実した住環境をもつ街が人気だ。