新築マンションライフのインテリア講座

公開日 2011年07月06日
新築マンションライフのインテリア講座

インテリアの基本を押さえて新生活の満足度UP!

ポイントは2つ。「快適さ」と「美しさ」

インテリアは、基本的には自由に楽しむべきもの。でも、「欲しいな」と思ったものをやみくもに増やしてしまっては、居心地の悪い空間になりかねません。そこで押さえておきたいのが、2つのポイント。まず一つ目は「暮らしの快適さ」を左右する、家具やファブリックの「サイズや配置」。次は、「見た目の美しさ」を左右する「色やデザイン」。この2つを押さえたうえで下記表の通りに進めるのが、思い通りのインテリア完成への王道です。

ポイントは2つ。「快適さ」と「美しさ」

平面と立面から寸法をチェック! 家具の使い方と人の動きも考慮を

インテリア計画の第一歩は、間取図をチェックすること。例えばリビングなら、平面図を見て、まずはテレビコンセントの位置を確認。部屋の間口のサイズ、梁の位置や寸法を測り、何をどこに置くかイメージしよう。このとき、置く予定の家具をどう使うか、家族が家の中でどう動くかも考慮してゾーニングし、通路となるスペースが狭くならないように注意を。また、立面図も確認すればベスト。座ってくつろぐときに視界に大きな家具が入らないよう、床に座って過ごすスペースと、イスに座って過ごすスペースの分離も意識しておける。

平面と立面から寸法をチェック! 家具の使い方と人の動きも考慮を
プロの技

・家具と同じサイズに切った新聞を敷いてみると、スペースを把握しやすい!
・壁面に収納家具を置くときは、部屋の角から角までを埋めるように置くと広く感じる!
・部屋の入り口は低め、奥にいくほど高さのある家具を置くようにするとまとまりやすい!
・くつろぐためのソファやベッドの頭側は、梁の下に配置すると落ち着きが増す!
・部屋が狭い場合は、伸縮させることができる家具を選ぶとスペースが有効活用できる!
※新築マンションの間取図は、壁心を起点にした寸法が記載されており、実際の部屋の寸法と異なるので注意を。

大きな家具は内装カラーと合わせて好きなテイストの明確化で成功へ!

ベージュやブラウンを基調としたオーソドックスな空間でも、クッションなどのファブリックに鮮やかな色を用いると、インパクトのある個性的な空間にすることができる(画像提供/a.flat)

まとまりのあるインテリアにするには、内装の色と素材の確認も重要だ。特に大きな面積を占めるテーブルやソファは、床など内装の大部分を占めるものと色・素材感を合わせるのがコツ。ただ、全体が同系色になってしまうとぼんやりとした印象になるので、簡単に動かせる小さめの家具やクッションカバーなどの着替えられるもので差し色をしよう。さらに、居室の主役となる家具を決めておくことも大切。主役家具のテイストが明確になることで、どんな家具やファブリックが合うか分かりやすくなり、家具店でも相談しやすくなる。

ベージュやブラウンを基調としたオーソドックスな空間でも、クッションなどのファブリックに鮮やかな色を用いると、インパクトのある個性的な空間にすることができる(画像提供/a.flat)

プロの技

・家具は少しずつそろえると、後々アレンジを楽しむことができる!
・内装と家具の色を合わせにくい場合は、ラグ、カーテンの色で調節するとまとまりやすい!
・色や素材感が異なる家具がある場合は、間にグリーンを置けば違和感が少なくなる!
・家具の色だけでなく、照明の明るさも考慮すると、心地よさがUPする!
・「ナチュラル系なら無垢材」「ミッドセンチュリーならポップな色のプラスチック素材」など、合わせやすい素材を見極めると失敗しない!

ライフスタイルでこんなに変わる!家具の配置バリエーション

家族構成によって、購入するマンションの広さや間取りはそれぞれ。さらに、「したい暮らし」によって、家具の配置のバリエーションが変わる。そこで、LDKを中心に、6つの家具配置バリエーションをご紹介。あなたのインテリア計画の参考にしてみてほしい。

一人暮らし編

STYLE1

【STYLE1】男性の一人暮らしならホテルライクなカッコ良さを追求
シングルの男性なら、カッコいい空間を。このコーディネートのポイントは、対面式キッチンを活かしたバーカウンター。シャープなフレームデザインのローアームチェアを合わせ、照明はフロアランプの柔らかな灯りに。隣接する寝室にも、モダンなベッドと間接照明、ワークデスクを配置して、 ホテルライクな”癒やしの夜”を演出しては。

STYLE2

【STYLE2】女性の一人暮らしならファブリックで楽しむおうちカフェ
シングルの女性なら、心をほぐしてくれる大人可愛い部屋に。ダイニングに、ディスプレーが楽しくなりそうなカップボードを据え、お友達とお茶を飲めるテーブルを用意。リビングのテレビボードやテーブル、ソファは低めにし、観葉植物を随所に取り入れれば、落ち着きあるカフェ風の住まいの完成だ。また、寝室にドレッサーを置くと、身支度に便利。

二人暮らし編

STYLE3

【STYLE3】2人でまったり過ごす夫婦ならシーンごとに2人サイズの空間を
夫婦2人でまったり過ごしたいタイプなら、「食事」「映画や音楽を楽しむ」「本を読んだりゴロゴロする」など、シーンに応じた2人サイズの空間を設けては。より落ち着いたリビングにしたいなら、キッチンなどの家事や作業をするスペースとパーテーションで仕切るのがお勧め。さらに、円形テーブルなど曲線のフォルムを採用すると、より和む雰囲気に。

STYLE4

【STYLE4】来客でにぎやかなのが好きな夫婦は広々LDKの一体感を意識して
ホームパーティーなどにぎやかな生活が好きな夫婦なら、LDKを広く使える配置を。ダイニングテーブルはW1600くらいの大きなものにし、チェアだけでなく複数で座れるベンチもそろえたい。バルコニーにもテーブルやチェアがあれば、大人数が集まっても大丈夫。また、LDKで視線に高低差をあまりつけないようにすると、みんなの一体感が増すはず。

ファミリー編

STYLE5

【STYLE5】元気なちびっこがいるファミリーは伸び伸び過ごせる安心空間を
小さな子どもがいる家族なら、子どものスペースを目の届く範囲に。この間取りなら、和室を開け放って遊び場にするとキッチンから見守ることができ、ママも子どもも安心。お片づけもすぐできるよう、収納家具も備えて。家具を選ぶときは、ガラス素材や角張ったものより、ヒヤシンス素材などの柔らかめの素材や丸いフォルムのものを選ぶとより安心に。

STYLE6

【STYLE6】いつまでも一緒に過ごしたい仲良しファミリーは個人の作業もできるLDKに
家族で過ごす時間重視なら、個人の作業もできる工夫をLDKに。例えば、ダイニングの一角にデスクを設け、両親のパソコン作業や子どもの宿題ができるように。また、物が増えがちなダイニングには、大きめのキャビネットを。さらに、みんなのDVDを仕舞えるようAVチェストも収納力のあるものに。なんでもLDKでできれば、自然に家族が集うはず。

選ぶ家具でこんなに変わる!デザインテイストバリエーション

似たような間取りのマンションでも、置きたい家具、選ぶ色で、内装の印象はガラリと変わる。ここでは、最近人気の6つのデザインテイストをご紹介。それぞれのテイストのポイントを参考に、自分らしいインテリアの夢を膨らませて。

くつろぎを演出する和モダン

くつろぎを演出する和モダン
和モダンは、木や和紙といった日本の伝統的な素材と欧米のモダンスタイルを組み合わせたテイスト。床に座って生活できるよう低めの家具を選ぶと、圧迫感がなく広がりのある空間となる。ラタン素材やオリエンタルな小物とも相性がいい。格子など直線的なフォルムのアイテムも多いが、テーブルなどポイントで丸型のものを取り入れると、柔らかな印象に。
丸型の座卓、座イスを中心にコーディネート。照明も和の雰囲気のものをセレクトしている。フローリングの部屋でも、ラグを採用することで和モダンに(画像提供/a.flat)

スッキリ暮らすシンプルモダン

スッキリ暮らすシンプルモダン
金属やガラス、プラスチック、コンクリートなどの無機質な素材を多用することが多く、都会的でスッキリとした印象のシンプルモダン。白から黒といったモノトーン、色味を感じにくい低彩度の色を選び、家具を選ぶときは、直線や幾何学的なフォルムのものを。シンプルな空間を保つために、日用品の収納にも配慮したい。
スッキリとした印象だが、濃い色目の木の家具とブラウン系のラグを取り入れることで、すこし柔らかさを加えたコーディネート(画像提供/a.flat)

ぬくもり溢れるナチュラルスタイル

ぬくもり溢れるナチュラルスタイル
無垢材・無塗装の木製家具や生成りの布、自然素材を用いた優しくぬくもり溢れる雰囲気の、ナチュラルスタイル。色目は、木そのもののナチュラルな色合いを中心に、ベージュ、ブラウン系、アースカラーなどが好相性。グリーンを取り入れると、より自然体で暮らせる明るい空間ができあがる。
無垢材のダイニングセットとカップボードで空間をまとめたコーディネート。観葉植物や小物のディスプレーが映える、明るい空間となっている(画像提供/unico)

機能的で美しい北欧テイスト

機能的で美しい北欧テイスト
長い冬の間、家の中を美しく整える気質のあるスカンジナビア諸島周辺から広がった、北欧テイスト。ビーチ材などの美しく機能的な木製家具、ホワイトを中心に鮮やかな色を取り入れたファブリックが特徴。森と湖に囲まれた自然豊かな土地から生まれたテイストらしく、動植物のモチーフが使われることも多い。
収納の面でも、ディスプレーの面でも活躍するキャビネットを中心に、コーディネート。ダークカラーのラグとソファで大人っぽく(画像提供/unico)

エキゾチックなリゾートスタイル

エキゾチックなリゾートスタイル
バリやベトナムなどアジアの国々をイメージさせる、エキゾチックなリゾートスタイル。ラタンやバンブーなど素材そのものの質感を活かした家具に、麻などの自然素材を組み合わせることが多い。ブラウンカラーを中心に、鮮やかなオレンジやグリーンを取り入れると、より生き生きとした印象に。
ヒヤシンス(熱帯性水草)素材のソファをメインにしたリビングのコーディネート。明るめのラグ、オレンジとブラウンのクッションでリゾート感UP(画像提供/a.flat)

ラグジュアリーなミックススタイル

ラグジュアリーなミックススタイル
ヨーロッパの伝統的な香りを感じさせる家具を中心にアレンジするのが、ミックススタイル。高級感のある素材、落ち着いたブラウン系の色目でまとめ、シャンデリアなど、個性的な小物をプラスしてアクセントに。柔らかな曲線フォルムの造形も、相性がいい。ハイグレードな、大人っぽい空間に。
重厚感のあるキャビネットとダイニングセットでまとめた落ち着きある空間に、個性的な照明が映えるコーディネート(画像提供/a.flat)

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