DIYで内装の簡単アレンジ術 壁・床・建具ポイント編

DIYで内装の簡単アレンジ術 壁・床・建具ポイント編

すでにベーシックな内装で完成している物件でも、さまざまな工夫で生活を彩ることができる。さらに、建売住宅やマンションには、既製品ゆえのメリットもある。今回は、完成済み物件の魅力と、DIYで内装をアレンジするときのポイントをご紹介。

完成済み物件の魅力とは

「実物を見る」メリットは自分の生活との相性が分かる

完成済み物件の購入のメリットは、出来上がった状態の家を実際に見に行ける点。「空間の広さ」「内装材の質感」「風通し」「日当たり」など、生活する上で気になるポイントを事前に確認できる。
注文住宅を建てる場合も、さまざまな居住者のニーズをくんだ建売住宅のプランを参考にすることは多い。「内装の印象がなんとなくしっくりこない……」という場合でも、今回紹介したDIYなどの方
法でデザインを変えることは十分に可能だ。まずは自分の目で、完成済み物件をチェックしてみては?

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例えば左のような3LDKマンションの間取りであれば、水まわりを1カ所に集めることで、効率のよい家事動線を実現している。また、風通しが良くなるように、玄関からバルコニーまで直線上に設計していることが分かるだろう。間取り上部の洋室2室とほかの部屋の間は、収納スペースやバス・トイレを挟むことによって独立性を高め、LDに隣接した洋室は引き戸を開け放てばより広いLDになる拡張性を併せ持つ。

DIYで内装をアレンジするときのポイント

“暮らし”に”住まい”を合わせよう。プロが教えるDIYの注意点

DIYの魅力は、目的に合わせて自分で手を加えることで、住まいに愛着をもてること。住まいに暮らしを合わせるのではなく、ライフスタイルの変化に住まいを合わせることができる。そんなDIYを完成済み物件で検討する際のポイントについて、設計のプロ・中川さんにアドバイスしてもらった。

【壁】家選びは下地に注意。ペイントは初心者にもおすすめ

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木造住宅の木下地のない壁に棚や額縁を取りつけるときは、石膏ボード用の金物が必要になる。マンションは隣の家との境界壁がコンクリートで、管理規約によって金物の打ち込みができないケースも。このような場合には、壁紙の上からペイントをしたり、壁紙を張ったりするとおしゃれなインテリアに。張り替えずに壁紙の上からできるこのようなDIYは、初心者にも取り入れやすい。
塗料の臭いや安全性、発色の良さを、塗り見本で確認してから作業したい

【床】マンションは規約をチェック。フロアタイルで簡単アレンジも

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マンションでは床の遮音等級が管理規約で定められていることが多いため、床板を剥がすようなリフォームには専門知識が必要。まずは床材が好みに合うか、購入時にチェックしよう。床材を変えたくなったときに便利なのが、フローリングの上に敷くタイプのフロアタイルだ。ただし、建具との干渉や張り終わりの見切りには要注意。床材の厚さに気をつけながら、敷くようにしよう。
無垢の木でできたフロアタイルもあるため、好みに合わせてセレクトしたい

【建具】「面」の印象が変わる建具でトータルコーディネート

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空間の印象を変えたい場合は、その部屋の中で大きな「面」に影響する場所をDIYするのがポイント。DIYというと壁や床の張り替え、手づくり家具などをイメージする人も多いかもしれないが、窓やドア、ふすまを変える方法もある。例えば、ドアにペイントをする、ポールタイプのカーテンレールを設置する、ふすま紙を壁紙に張り替える、など方法はさまざま。希望のデザイン空間が実現できる。
収納スペースのドアをピンクにペイントし、カーテンなどと色を合わせた

希望の条件から探し当てた物件を、「雰囲気がなんとなく好みじゃない」という理由だけで選択肢から外してしまうのは、もったいない。完成済み物件でも、DIYなどの方法で、好みの空間にすることができる。このことを知った上で家を探せば、理想の住まいに近づけるはずだ。

監修いただいた方:中川由紀子さん
一級建築士事務所・みゆう設計室代表。女性目線のデザインで新築住宅、リフォーム・リノベーションを設計・監理する。また、インテリアコーディネートや住まい相談、住まいづくりの講座なども開催。自身でも事務所をDIYした経験がある

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2016年12月14日 SUUMOマガジン札幌版より転載

構成・取材・文/朽木誠一郎+ノオト 写真提供/中川由紀子 
2017年5月31日
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