SUUMOが毎年発表している「住みたい街ランキング」を、今年は初めて広島でも調査!「住んでみたい駅」ランキングから、上位エリアの人気の理由や街の情報をお届けする。人気の「住みたい街」から、あなたの住む街について考えてみよう。
ランキング上位に名を連ねているのは、JR、広電、アストラムライン、バスなど、複数の交通機関を利用しやすい駅。広島市内中心部にもアクセスしやすい駅でありながら、スーパーやショッピングモール、コンビニや銀行など、日常的に利用する生活利便施設の選択肢も豊富。職住近接や、充実した休日を実現できるエリアが人気のようだ。次ページから上位の10駅が選ばれた理由や、それぞれの詳しいエリア情報を紹介していこう。
JR山陽本線 ほか
昨年、駅前に2つの巨大タワーが完成した広島駅。南口駅前の区画整理はほぼ終わり、駅の北側では二葉の里地区の再開発が着々と進行中で、広島高速5号線が完成すれば、広島空港へのアクセスも便利になる。さらに、駅自体のリニューアルも進み、周辺と合わせて、生活利便施設はますます充実してきている。
駅周辺には猿猴川(えんこうがわ)が流れ、川沿いに遊歩道や多くの緑が整備されているほか、マツダスタジアムも徒歩圏内。自然に触れながら楽しく暮らしたいニーズにも応える。一足早く再開発を終え、街並みも美しい段原地区などもあり、毎日を豊かに過ごすための環境が整っている。
◆ 電車・バスなどでの移動が便利
◆ デパート・大規模商業施設がある
◆ 日常の買い物施設が充実している
◆施設が充実していて便利だが、自然もそれなりにある点がいい(30代男性)
◆どこに行くにも便利で、これから発展していく街なので資産価値がありそう(40代女性)◆新幹線にすぐ乗れるし、マツダスタジアムやコストコが近く、楽しそう(30代女性)
JR山陽本線 ほか
広島駅まで2駅約5分の横川駅。一方で、広電やバス、自転車などを使えば、市内中心部にも15分ほどで出かけられるので、市内中心部勤務で出張の多い人にも便利だ。駅のすぐ近くからマンションを中心とした居住エリアが広がり、街の両サイドには大きな川。大小のスーパーや飲食店、コンビニなども充実しているので、ストレスなく普段の生活を送れるだろう。
また、横川には専門学校が複数あるため学生も多く、横川くろすろーどや横川商店街など、下町的な商店街文化が生きる街でもある。ハロウィン時期の「横川ホラーナイト」やコスプレイベントなど、独特な文化が息づいている。
◆ 徒歩・自転車での移動が便利
◆ 飲食店が充実している
◆ 商店街があり活気がある
◆横川駅がきれいになり、便利になった。車がなくても暮らしていけそう(40代女性)
◆飲食店が多く、イベントなどもあって楽しそう。新店も多く、魅力的(20代女性)
◆下町の雰囲気がよい。JRが利用でき、出張でも時間短縮できそう(40代男性)
JR山陽本線 ほか
昨年誕生した新白島駅からは、アストラムラインに乗れば本通りまで3駅約5分。県庁前駅でそごう新館にも直結しているので、市内中心部での買い物にも気軽にでかけられる。また、J Rを利用すれば広島駅まですぐなので、新幹線や飛行機の利用が多い人にも便利だ。
祇園新道や城北通りなど、車通りの多い新線道路が走る一方で、一歩入れば静かな住宅街が広がる。家族でも住みやすい街といえそうだ。
◆ 電車・バスなどでの移動が便利
◆ 日常の買い物施設が充実している
◆ これから発展しそう
◆大通りから中へ1ブロック入ると閑静な住宅街で、スーパーも近い(40代男性)
◆新しく駅ができ、資産価値を維持できそう。徒歩で飲みに出たり遊びに行ったりできる(30代女性)
◆電車のアクセスがよく便利で、平地のため自転車を活用できる(30代男性)
JR山陽本線 ほか
天神川駅のすぐ北側にある「イオンモール広島府中」が、昨年増床リニューアル。新たに家電店なども入り、ますます便利に。近隣エリアから車で来る人が多いが、天神川駅周辺は平坦な土地が多いので、近所ならベビーカーや自転車でも移動しやすいのも魅力だ。
かつて安芸国の国府が置かれたといわれる歴史のある府中町も、一部は天神川駅が最寄駅。古くからの住宅地が広がるエリアでもある。
◆ デパート・大規模商業施設がある
◆ 徒歩・自転車での移動が便利
◆ 高速のICなどが近い
◆平坦な土地で移動に便利なほか、バス停なども利用しやすく、スーパーや病院もあって便利(40代女性)
◆大型ショッピングモールがあり、子どもがいる家庭でも暮らしやすそうだから(20代女性)
◆自然がある程度あり、川沿いなど景色もいいから(40代男性)
JR山陽本線 ほか
駅の南側にある複合型大型ショッピングセンター「アルパーク」が、多くの家族連れを集めてきたエリアだが、この春、同じエリアに新たなショッピングモール「レクト」が誕生。広島初出店の店舗もあり、注目が集まっている。
J Rと広電の2路線を利用でき、広島高速3号線の開通で、宇品などへのアクセスも向上。広島駅や中心部はもちろん、南部・西部など、各方面への通勤・通学にも便利なエリアだ。
◆ デパート・大規模商業施設がある
◆ 飲食店が充実している
◆ レジャーが充実している
◆アルパークが近く、もうすぐレクトもできるので、ますます便利になると思う(40代女性)
◆広電で街なかまで1本で出られる(40代男性)
◆マンションや高台の住宅地から、宮島や瀬戸内海の景色がよく見える。JRやバスなど交通機関が充実している(30代男性)
JR山陽本線 ほか
広島駅からJ Rで約2 5分と通勤圏内でありながら、自然も豊か。駅前を除いては一戸建ての多いエリアで、ベッドタウンの雰囲気がある。
「花のまわりみち」で有名な広島造幣局の前の通りは「コイン通り」と呼ばれ、さまざまな店舗がズラリと並ぶ。大きなスーパーなどもあるので、買い物はこの周辺だけで事足りる。病院や金融機関、教育機関も徒歩圏内にそろい、年を重ねても住みやすそうな街といえそうだ。
◆ 電車・バスなどでの移動が便利
◆ 日常の買い物施設が充実している
◆ 複数路線が乗り入れている
◆都会らしさと田舎らしさの両方がある。利便性がよく、自然も体感できる(30代男性)
◆病院も銀行も郵便局もスーパーもコンビニもそろい、便利(40代男性)
◆交通アクセスがよく、通勤時間に広島駅方面への始発便があるのがうれしい(40代女性)
JR山陽本線 ほか
宮島方面からほぼ並走してくる広電が、西広島駅で広島駅方面と市内方面に分岐。どちらに向けても移動しやすいエリアだ。また、西方面の山の上に広がる大きな住宅団地へも、西広島駅がバス路線の起点になっている。
駅の周辺には、小さな商店や飲食店が多く点在。また、宮島街道沿いにはドラッグストアや書店など、各種の路面店も多く、車での買い物や外食にも便利なエリアとなっている。
◆ 複数路線が乗り入れている
◆ 静かで落ち着いている
◆ 広い道路が多い
◆スーパーが多く、中心部にも近い立地でありながら、家賃相場も比較的安いから(30代男性)
◆広電もバスも利用でき、タクシーでも中心部から近い(40代男性)
◆日常の買い物が便利。生活圏内を自転車移動するだけで用事が全部済みそう(30代女性)
広島電鉄白島線
広島城の北側に位置し、県庁や合同庁舎のある中心部からも1km圏内のところにある白島は、住宅地として人気のあるエリアの一つ。城北通りなど、大きな幹線道路から1本入れば、落ち着いた雰囲気の住宅街が広がり、スーパーや飲食店などの施設も一通りそろう。広島城周辺や川沿いには緑も多く、散歩にも快適だ。
広電白島線で八丁堀まで約1 0分。通勤や中心部への買い物は、自転車も利用できる。
◆ 徒歩・自転車での移動が便利
◆ 飲食店が充実している
◆ ステータス感・高級感がある
◆市内中心部に近いが、静かな公園や住宅地もあり、生活に便利。徒歩や自転車でも十分だが、バスや広電の便数も多く、利用しやすい(40代女性)
◆川沿いの道が整備されており、散歩やランニングもしやすい(30代男性)
◆市内のどこへ行くにも近い(40代男性)
広島電鉄本線 ほか
橋を一つ渡れば紙屋町まですぐそこ、という好立地にある十日市町駅。車や電車に乗らずとも、徒歩や自転車だけで十分生活できそうだ。
また、電車通りだけでなく、小さな路地を入ったところにまで多くの飲食店が点在し、なかには秘密にしておきたいようなおしゃれなカフェや、仕事の帰りに便利な弁当屋などもある。毎日忙しく働く共働き世帯や単身者にも、暮らしやすいエリアといえるだろう。
◆ 徒歩・自転車での移動が便利
◆ 飲食店が充実している
◆ 日常の買い物施設が充実してい
◆飲食店が多く、24時間営業のコンビニやスーパーが近くにあるから(30代男性)
◆市内中心部に徒歩15分ほどで行ける範囲。広電の複数路線が利用でき、タクシーもつかまえやすい(40代女性)
◆交通の便がよく、街の規模も雰囲気も庶民的で住みやすい(30代女性)
JR可部線 ほか
JRとアストラムラインが乗り入れている大町駅は、近隣の住宅団地を回る路線バスの多くが発着するターミナル駅にもなっているため、多くの人が利用する駅の一つだ。
周辺には、車移動が前提の、広めの駐車場を備えた路面店が多く、映画館などもそろう緑井の複合ショッピングエリアも生活圏内。山陽自動車道の広島ICもすぐ近くなので、車で遠出するときにも便利なエリアだ。
◆ 日常の買い物施設が充実している
◆ 通勤・通学に便利
◆ 高速のICなどが近い
◆高速道路のICに近いため、利便性が良い(30代男性)
◆JR、アストラムライン、バスと3つの公共機関が使えて便利そう。ほどよく郊外で店も多い(40代女性)
◆自然の中にいろいろな施設などがあり、充実した生活を送れそう。都
会と田舎が融合した感じ(30代男性)
SUUMOマガジン広島 2017年4月26日号より転載