不動産経済研究所による上半期(1~6月)のマンション市場動向によると、首都圏の販売戸数は前年同期比1.9%増の1万4730戸と4年ぶりに増加。特に東京都区部(同5.4%増)や市部(同28.1%増)で販売が活発だった。また近畿圏は平均価格とm2単価が5年ぶりにダウンしたこともあり、売れ行きの目安となる契約率がアップするなど人気の高まりがうかがえる。
Q.東京都内で販売が活発になっているね
A.人気なのは都心物件や市部の大規模物件じゃ
スマイカ:「都心の物件は価格が高くなっているらしいけど」
ジュータコ:「1億円以上の住戸が増えているが、希少性の高さもあり、よく売れている」
スマイカ:「東京市部は昨年の販売が少なかったんだよね」
ジュータコ:「その影響もあって、共用施設などが充実した大規模物件が人気のようじゃ」
スマイカ:「東京以外の3県はどう?」
ジュータコ:「デベロッパーが駅前など条件の良い立地を厳選して販売していることもあり、増えてはいないようじゃ」
Q.大阪市や神戸市は販売が減ったんだね
A.人気の高い近郊エリアで販売が活発なのじゃ
ジュータコ:「大阪や神戸の中心部は前年と比べると少し減ったが、依然として売れ行きは好調じゃ」
スマイカ:「京都市は増えているけど」
ジュータコ:「こちらも高額物件の多い中心部は減り気味じゃが、近郊エリアで手ごろな価格の物件が活発に販売されておる」
スマイカ:「大阪府でも近郊で販売が増えているから、価格が少し下がっているんだね」
ジュータコ:「首都圏も近畿圏も大規模物件の増加などで7月以降の販売が活発化しそうじゃ」