住宅ローン金利の低下が続いている。変動型は今年1月に入って都市銀行などが0.625%に引き下げたが、その後も信託銀行などで引き下げ幅の拡大が続いており、三菱UFJ信託銀行が3月から同行では過去最低となる0.575%を打ち出した。10年固定型は都市銀行が0.8%で横並びとなったほか、三菱UFJ信託銀行が0.55%、三井住友信託銀行が0.50%と変動型を下回り、過去最低の水準だ。
さらに固定型のフラット35も最低金利が過去最低の1.25%となった。当初金利が0.3%引き下げられるフラット35Sなら、0.95%で借りられる。
日銀が1月下旬にマイナス金利政策を打ち出して以来、住宅ローン金利の指標となる長期金利がマイナス水準まで低下している。住宅ローン金利がマイナスになることはないといわれているが、当面は超低金利が続きそうだ。