住宅ローン金利の引き下げが相次いでいる。都市銀行の変動型金利は店頭金利が2.475%で横ばいが続いているが、メガバンク3行が最大引き下げ幅を前月比0.15%拡大し、1月から1.85%とした。これにより最優遇金利がいずれも0.625%と、過去最低になっている。さらに、みずほ銀行がネット住宅ローン限定で、三井住友信託銀行も1月15日から、最大引き下げ幅を1.875%とした。
変動型金利の基準となる短期金利は、日銀のゼロ金利政策で最低水準が続いている。さらに量的金融緩和により長期金利が低下し、フラット35など固定型金利がダウンしている影響もあり、銀行間の金利引き下げ競争が激化している状況だ。日銀は物価上昇率2%を達成するまで金融緩和を続けるとみられ、今後もしばらくは低金利が続くとの見方が多い。住宅ローンが借りやすい状態が続きそうだ。