住宅ローンを借りるときに、固定型金利を選ぶ人が増えていることが分かった。住宅金融支援機構が今年3月~6月に住宅ローンを利用した人に調査したところ、(全期間)固定型を選んだ人が38%に上り、変動型(35.8%)を上回った。かつては変動型を選ぶ人が5割以上を占めた時期もあったが、固定型金利が低下して人気が高まったこともあり、変動型の利用率が徐々に下がってきている。
ただ、今後1年間の金利の見通しは、「ほとんど変わらない」との回答が全体の5割を超えた。固定型を選んだ人のうち「現状よりも上昇する」と答えた人は前回の4割強から3割強にダウンした。
今年2月からフラット35Sの当初金利引き下げ幅がそれまでの2倍の0.6%に拡大されるなど、固定型が低金利で借りられるようになっていることも、人気が高まっている理由のようだ。