10年固定など住宅ローン金利が上昇 フラット35や変動型の一部はダウン

公開日 2016年05月04日
10年固定など住宅ローン金利が上昇 フラット35や変動型の一部はダウン

10年固定型が軒並み0.05%〜0.10%アップ

住宅ローン金利が一部で上昇に転じた。上昇したのは、主に固定期間が10年以内の固定期間選択型だ。都市銀行の10年固定型は3月の0.80%から4月は0.85%〜0.90%にアップしている。日銀によるマイナス金利政策を受けて、3月には各行が10年固定型を大幅に引き下げた。ただ、マイナス金利は銀行にとって収益が減る要因にもなる。そのため、下がりすぎたローン金利を引き上げた面もあるようだ。

フラット35の最低金利は史上最低の1.19%に

一方でフラット35や変動型の一部の金利は引き続き低下している。フラット35は返済期間21年以上、自己資金率10%以上の場合の最低金利が1.19%と、前月より0.06%下がって過去最低を更新した。
またソニー銀行の変動型は自己資金率10%以上の場合の最低金利が0.499%と、同行では初めて0.5%を下回った。
日銀の政策に変化がない限り、ローン金利も超低水準がしばらく続きそうだ。

主な住宅ローン金利の推移
主な住宅ローン金利の推移
※フラット35は返済期間21年以上、融資率9割以下の最低金利。10年固定型、変動型は三井住友銀行の最優遇金利(オイコス調べ、2016年4月20日時点)
■今週のキーワード
【マイナス金利政策】

日銀が銀行から預かる当座預金の金利をマイナスにする政策。銀行が手数料を支払う形となり、コストが増える形になる。また、預金金利の引き下げ余地が小さくなっているなかで、ロー
ンの貸出金利を大きく下げることも、銀行にとっては収益の低下につながる。

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取材・文/大森広司
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